本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。
UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。
アップデート前の“身だしなみ”
日本時間の7月25日午後9時30分ごろ、Mac App Storeで「OS X Mountain Lion」のダウンロード販売が開始された。かつての徹夜で店頭に並ぶようなイベントがなくなったぶん素っ気なさを若干感じるが、自宅にいながら即座にアップデートできることはありがたい。DVD-ROMのような光学メディアがなくても、インターネットに接続できる環境とApple IDさえあれば、いつでもインストールできるという安心感もある。
しかし、アップデート前にしなければならない準備というのは、今も昔も変わらない。自分のホームフォルダーを身ぎれいにしておくこと、すなわち「不要なファイルを削除しておくこと」だ。しかる後にOS標準の「Time Machine」でバックアップを実行しておけば、復元するようなことがあっても時間を短縮できるし、アップデート後にきれいな状態から作業を開始できる。雑然とした状態ではアップデートの“ありがたみ”も半減しようというもの、必ず済ませておきたい。
どのように行なうかだが、個人的にはFinderよりもTerminalでコマンドを使った作業のほうが好みだ。ファイル種別を拡張子ベースで把握していることもあるが、不可視フォルダーを勝手に除外されることがないし、「ゴミ箱」を空にする時点で再びとまどうこともない。というわけで、コマンドを使ったファイル削除法を紹介することで、OS X Lionで書く最後の原稿としたい。
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