使い勝手のいい液晶ディスプレーとキーボード
VAIO Tシリーズ13では、ディスプレーに13.3型(1366×768ドット)ワイド液晶を採用。表面は光沢のあるグレア加工で、色鮮やかな映像を楽しめる。周囲の光の映り込みはあるものの、気になるレベルではない。また、液晶ディスプレー上部に、有効画素数131万画素のウェブカメラを備えている。
VAIO Tシリーズ13のキーボードは、テンキーなしの87キー構成。日本語配列のアイソレーションキーボーだ。キーピッチは約19mmで、フルキーボード並みのサイズを確保。キーとキーが離れているため、打ち間違いも少なく使いやすい。キーストロークは約1.2mmと浅く、軽いタッチでも使える。長時間使用しても疲れにくいのがポイントだ。
唯一気になるのは、スペースキーが実測で約47mmとやや小さい点。両手をホームポジションに置くと、ちょうど左右の親指がスペースキーの両端ギリギリに位置するのだ。試行錯誤された結果の設計だとは思うのだが、個人的にはもう少し左右に広げてもらえるとより使いやすく感じただろう。
ポインティングデバイスは、パッドとボタンが一体化されたクリックパッドを採用している。シンプルなデザインで、VAIO Tシリーズ13の外観にピッタリだ。ボタン部分を指で押し込んだときに感じる「サクッ」とした感触も心地よい。ただ、知らず知らずのうちに指がズレてしまい、右クリックのつもりでも左クリックになってしまうことがある。これは慣れれば解決するだろう。
パームレストからキーボードベゼルにかけてはマグネシウム合金の一体成型で、サラサラとした手触りが心地よい。またキーボードの右上には、ユーザーの操作をサポートする「ASSIST」「WEB」「VAIO」の3種類のボタンが用意されている。