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1ランク上の激安13型Ultrabook、ソニー「VAIO T 13」

2012年07月18日 13時00分更新

文● 高橋量

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第3世代CPU+IRSTでサクサク動く!

 試用機のプロセッサーは、Intel Core i5-3317U(1.7GHz)であるためCPUパワーが足りないのではないかと心配していたが、実際に使ってみるとストレスを感じる場面はなかった。予想以上にキビキビ動く印象だ。メモリーも4GB搭載と、ネット閲覧や動画再生、文書作成などすべての状況において、快適に作業することができた。

 Windows 7の快適さの指針となる「Windows エクスペリエンスインデックス」のスコアを見てみると、「プロセッサ」は「6.9」、「メモリ」は「5.9」という結果に。「プライマリハードディスク」はHDDでは最高値の「5.9」をマークしていることから、Windowsを問題なく利用できるだろう。「グラフィックス」が「4.6」と低いが、デスクトップの描画性能なので、大きな影響はないと思われる。

VAIO Tシリーズ13の「Windows エクスペリエンスインデックス」のスコア

 注目したいのは、「ゲーム用グラフィックス」の「6.2」というスコアだ。CPU内蔵のGPUとしてはかなり高めの数値で、さすがIntel HD Graphics 4000の性能といえるだろう。

 ストレージの性能を計測する「CrystalDiskMark」では、一般的なノートPCに多い5400回転HDDに比べ、かなり良好な結果が出ている。特にランダムアクセスの結果が速い。SSDとHDDを組み合わせたIRSTの効果が出ている状態だ。

「CrystalDiskMark」を利用したVAIO Tシリーズ13のHDD性能

一般的な5400回転HDDのベンチマーク結果

 マシンの3D性能を測る「3DMark Vantage」では、パフォーマンスモードで「2448」とまずますの結果に。PCの総合的な性能を計測する「PCMark Vantage」の結果は「5823」だ。

「3DMark Vantage」(パフォーマンスモード)のベンチマーク結果

「PCMark Vantage」(64bit版)のベンチマーク結果

 「モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークソフト第3弾【大討伐】」のベンチマークでは、1280×720ドットの解像度で「1524」という結果だった。快適にプレーするにはマシンパワーが足りないため、BTO購入時にCPUを強化することをオススメしたい。

「モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークソフト第3弾【大討伐】」のベンチマーク結果

 さらに、高速起動と省電力化を実現する「Rapid Wake + Eco」の性能を測るために、スリープモードから復帰時間を計測した。電源ボタンを押してスリープ状態になってから、ふたたび電源ボタンを押してデスクトップが表示されるまでの時間を計測。複数回計測したところ、復帰までの平均時間は約2.5秒とかなり高速だ。スリープ待機時の消費電力も抑えられているので、電源を落とすよりも効率的に利用できるだろう。

VAIO Tシリーズ13のデスクトップ画面。スリープ状態から約2.5秒(実測)で復帰した

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