アルミニウム採用の
フルフラットボディがステキ
VAIO T 11の天板は、アルミ製でヘアライン加工が施されている。VAIO Sに採用されているヘキサシェルに近いデザインで、堅牢性の高さは触ってみるとすぐに分かるほどだ。特に天板は分厚く、カバンへの出し入れが多いユーザーであれば、即安心感につながる。
評価機のサイズは、幅約297mm×高さ約17.8mm×奥行約214.5mm、重量は実測で1.385kg(カタログ値は約1.42kg)。実際に手で持ってみると、みっしり詰まっているような印象からか実測値以上に重く感じるが、これは重心位置によるものだと思われる。また、片手で持った時はそう感じるのだが、両手持ちした場合や膝上に置いた際は、それほど重さを感じなかった。
11型サイズのUltrabookというと、多くの製品が(MacBook Airをイメージさせる)くさび形デザインを採用している一方、VAIO T 11を側面から見ると独自デザインである点に気が付く。カバンへの出し入れのしやすさでいくとくさび形に軍配が軍配が上がるが、VAIO T 11本体の厚みは約17.8mmなので、実際のところ、それほどカバンやバックパックに押し込むときに困ることは少ない印象だ。
またくさび形の場合、デザイン重視のため、一部インターフェースを利用したい場合に外付けユニットが必要になるケースもある。つまり、PC本体以外の荷物を要することがあるわけだ。
VAIO T 11は、モバイル時の課題である荷物を減らす観点から、LANや映像出力をそのまま本体に搭載するほうを選んだようだ。またこのデザインであれば、付属品を失う可能性が皆無という点でもいい判断だろう。