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持ち運び重視なら注目! 11.6型Ultrabook「VAIO T 11」

2012年06月05日 22時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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アルミニウム採用の
フルフラットボディがステキ

 VAIO T 11の天板は、アルミ製でヘアライン加工が施されている。VAIO Sに採用されているヘキサシェルに近いデザインで、堅牢性の高さは触ってみるとすぐに分かるほどだ。特に天板は分厚く、カバンへの出し入れが多いユーザーであれば、即安心感につながる。

天板はフルフラット。アルミ材質がよく似合う

天板部のアップ。かなり緻密なヘアライン加工が施されている。VAIOロゴも控えめだ

 評価機のサイズは、幅約297mm×高さ約17.8mm×奥行約214.5mm、重量は実測で1.385kg(カタログ値は約1.42kg)。実際に手で持ってみると、みっしり詰まっているような印象からか実測値以上に重く感じるが、これは重心位置によるものだと思われる。また、片手で持った時はそう感じるのだが、両手持ちした場合や膝上に置いた際は、それほど重さを感じなかった。

 11型サイズのUltrabookというと、多くの製品が(MacBook Airをイメージさせる)くさび形デザインを採用している一方、VAIO T 11を側面から見ると独自デザインである点に気が付く。カバンへの出し入れのしやすさでいくとくさび形に軍配が軍配が上がるが、VAIO T 11本体の厚みは約17.8mmなので、実際のところ、それほどカバンやバックパックに押し込むときに困ることは少ない印象だ。

本体正面。無線LANアクセスを示すWIRELESS、バッテリー、HDDアクセスランプがある

本体背面。ここにSONYロゴがあるのは珍しいような

本体左側面には、電源コネクターと排気スリット、USB 2.0端子、USB 3.0端子。USB 3.0端子は電源オフ時にも出力可能で、スマホなどのデジタルガジェットの充電に使用できる

本体右側面には、ヘッドホン端子、メモリカードスロット(SD/SDHC/SDXC、メモリースティック デュオ)、HDMI端子、アナログRGB端子、有線LAN端子(1000BASE-T)がある

底面にはインターフェースはナシ

 またくさび形の場合、デザイン重視のため、一部インターフェースを利用したい場合に外付けユニットが必要になるケースもある。つまり、PC本体以外の荷物を要することがあるわけだ。

 VAIO T 11は、モバイル時の課題である荷物を減らす観点から、LANや映像出力をそのまま本体に搭載するほうを選んだようだ。またこのデザインであれば、付属品を失う可能性が皆無という点でもいい判断だろう。

エッジ部は「く」の字型になっている。これは指を引っかけやすくするとともに、薄く見せるための処理だ

本体背面には“脚”がふたつある

天板を開いた際、脚があるおかげで本体がやや持ち上がる。このおかげで打鍵しやすくなり、LANケーブルなどの差し込みの手間も減る。またケーブルに負荷がかかりにくいため、端子の保護にもつながるだろう。ただ同時に、この脚の影響で、液晶パネル面の開閉角は写真に掲載した角度が限界となっている。もうちょっと開くといいのだが

評価機の実測重量は1.385kg(カタログ値は約1.42kg)

コンパクトなACアダプターは、横約90mm×縦約35mm×奥行約25mm、重量203gと携行性を重視。ケーブル長はトータルで約2m

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