1ランク上のUltrabook、日本HP「ENVY14-3000 SPECTRE」を使いこなす 第1回
プレミアムUltrabook、日本HP「ENVY14」のデザインを愛でる
2012年05月25日 11時00分更新
美しさと使いやすさを兼ね備える
「ラディエンス・キーボード」と「タッチジェスチャー対応イメージパッド」
「ラディエンス・キーボード」は19mmの標準的なサイズで、タイピングは快適に行なえる。ただし、HPのENVYシリーズは現在のところ本機に限らず英語配列のみとなっているため、かな入力ユーザーの場合はキートップの印字や配列の面で注意が必要だろう。
ラディエンス・キーボードに関して特筆すべきは、バックライトの搭載だ。暗い場所でも確実にキーの場所を確認できるほか、デザイン上の演出としても美しい。
バックライトは単に点灯/消灯を切り替えられるだけでなく、F5キー+カーソルキー上下で3段階に明るさを調整可能で、さらに近接センサーとの連動によりユーザーが前にいるときだけ点灯するようにも設定できる。
暗い場所でキーボードバックライトを点灯すると回りに漏れる光が妙に目立ってしまうこともあるが、本機の場合は最も暗い設定にすればさりげなくキートップを浮かび上がらせる程度にできるので、実用性も高い。
「タッチジェスチャー対応イメージパッド」(タッチパッド)はジェスチャー操作に対応しており、2本指で上下・左右のスクロール、画像の回転、拡大/縮小が可能なほか、3本指の長押しに特定アプリケーションの起動を割り当てることもできる(出荷時は割り当てなし)。
回転や拡大縮小はあまり使用する機会がないかもしれないが、上下スクロールはウェブブラウジングで日常的に使うこともあり有用だ。パッドの隅で指を滑らせるとスクロールになるタイプのものより、本機の2本指スクロールのほうが誤作動も少ないと感じた。
また、パッドの左上角をダブルタップすることでパッド自体のオン/オフをいつでも切り替えられるので、マウスを外付けする環境ではすぐにパッドをオフにすることもできる。
以上のように、ENVY14-3000 SPECTREは、外観的に分かる部分だけを取り上げてもほかのUltrabookとは異なる方向を目指していることが分かる。HP ENVYシリーズならではといえる、細かい部分までの作り込みが感じられる優れたマシンなのだ。
主なスペック | ||
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製品名 | 日本HP「ENVY14-3000 SPECTRE」 | |
種別 | HP Directplusモデル | 量販店取り扱いモデル |
価格 | 14万9100円(HP Directplus直販価格) | オープンプライス(店頭想定価格13万5000円前後) |
CPU | Intel Core i7-2677M(1.8GHz) | Intel Core i5-2467M(1.6GHz) |
チップセット | Mobile Intel HM65 Express | |
メインメモリー | 4GB PC3-10600(最大4GB) | |
ディスプレー(最大解像度) | 14型ワイドHD+ラディエンス・ディスプレー(1600×900ドット) | |
グラフィックス機能 | Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵) | |
ストレージ | 約256GB SSD(128GB×2) | 約128GB SSD |
光学式ドライブ | ― | |
通信機能 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n、オン/オフボタン付き)、Bluetooth 3.0 | |
インターフェース | USB 3.0端子(電源オフUSBチャージ機能対応)、USB 2.0端子(電源オフUSBチャージ機能対応)、Mini DisplayPort端子、HDMI端子、ウェブカメラ | |
カードスロット | 2in1メディアスロット(SD/SDHC/SDXC、マルチメディアカード対応) | |
テレビ機能 | ― | |
サウンド機能 | Beast Audioステレオスピーカー、アナログ・ボリュームコントローラー、ヘッドホン/マイクコンボ端子、内蔵マイク | |
本体サイズ/重量 | 約幅327×奥行き221×高さ20〜23mm/約1.83kg | |
バッテリー駆動時間 | 約9時間30分 | |
OS | Windows 7 Home Premium SP1(64bit) |