ガラス素材の採用による高い質感、操作性も高い
ディスプレー表面の全面に加え、パームレスト、「タッチジェスチャー対応イメージパッド」(タッチパッド)、そして天板にはガラス素材が使われている。本体表面の大部分をガラス層としたことで、周囲の光が取り込まれ、透明感・浮遊感のある美しい外観となっている。また、プラスチックや金属に比べ細かい傷が付きにくいのもメリットだ。
パームレストとタッチパッドの間には段差がないフラットなデザインで、左右クリックのボタンもパッドと一体型となっている。ただし、パームレストとタッチパッドは表面が異なる仕上げにより明らかに手触りが異なるため、手元を見なくてもパッドの操作に戸惑うことはない。また、タッチパッドの左上隅をダブルタップするとパッド機能のオン/オフを切り替えられるので、外付けマウスの使用時にはパッドをオフにして誤操作を防ぐことができる。
そのほか、パッド上で2本指を滑らせると上下・左右のスクロールが行えるなど、いくつかのジェスチャー操作に対応している。質の高くないタッチパッドとドライバーを使用しているPCの場合、意図しないタイミングでのジェスチャー操作となり、かえって操作性を落としていたりするものだが、ENVY14-3000 SPECTREではそのような心配はない。ホイール付きマウスがなくても快適な操作が可能だ。
ENVYシリーズ共通の仕様に従い、ENVY14-3000 SPECTREの「ラディエンス・キーボード」は英語配列のみ採用している。キーピッチ19mmの標準的なキーボードとなっており、打鍵感は悪くない。ローマ字入力ユーザーであれば快適な入力が可能だろう。
また、キーボードバックライトを備えており、周囲が暗い場所でもキーの位置を確実に視認できる。バックライトはF5キーで明るさを3段階に調節(またはオフ)可能なほか、近接センサーを搭載しておりユーザーが前にいるときだけ点灯するようにも設定できる。