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受賞の鍵はチャレンジ精神?4部門で全12社がアワードに輝く

EMCパートナー・アワード2011から見えるITトレンド

2012年05月01日 09時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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EMCパートナー・アワード2011は、2011年の販売実績や貢献度などを総合的に判断した上で選出されるもので、今年は「総合部門」「ビジネスリーダーシップ部門」「ソリューション部門」「特別賞」の4部門で全12社がアワードに輝いた。ストレージ製品にとどまらないEMCの幅広い事業展開を象徴したアワードになった。前回はEMCによる講演をお伝えしたが、後編では受賞式の模様をレポートする。

ストレージを中心にセキュリティやビッグデータまで

 総合部門の「Partner of The Year」は、NECが受賞した。同社は2006年の戦略的なアライアンス契約以来、毎年販売実績を伸ばし続けており、今年で、5年連続となる。また、2011年のIT Pro EXPOにて開催致したEMC ForumにおいてPremium Sponsorを務め、出展と集客に大きく貢献したことも評価された。

 NEC プラットフォーム販売本部 ストレージ販推グループ 部長 須永宏明氏は受賞への謝辞を述べたのち、「昨年は東京大学様の事例もEMCさんといっしょにやらせていただいた。また、北陸の事例では、震災の影響で納品が大変だったこともあった」と、振り返った。

NEC プラットフォーム販売本部 ストレージ販推グループ 部長 須永宏明氏

 EMCの屋台骨となるストレージ分野としては、昨年発表したばかりのVNXシリーズへの販売実績や貢献が大きな評価につながった。SharePointソリューションとVNXを組み合わせて拡販に貢献した日本ビジネスシステムズ(スペシャル・アワード 特別賞)や発売後1ヶ月で国内初のVNXe受注にこぎ着け、SMB市場での製品拡販を推進したネットワールド(ビジネスリーダーシップ部門 SMBリーダーシップ賞)、数百台規模を一気に販売したVNXをはじめ、EMC製品を全般的に取り扱う伊藤忠テクノソリューションズ(ソリューション部門 仮想化賞)などがそれぞれ賞を受賞した。

 日本ビジネスシステムズ 代表取締役社長の牧田幸弘氏は「最近、顧客のサーバー構築は基幹系に近い要件が多く、信頼性が絶対になっている。また、仮想化のサーバー環境においても、EMCはベストマッチだ。お客様の満足度も高いことを実感している」とアピールした。

日本ビジネスシステムズ 代表取締役社長 牧田幸弘氏

 VNXと双肩をなす注目製品であるハイエンドストレージ「VMAX」の拡販に関しては、VPLEXやData Domainと組み合わせてトータルなインフラを提供したネットワンシステムズや、汎用機ユーザーに対して、VMAXや仮想テープライブラリーBus-techなどを提案したシー・エル・シーが受賞した。

 シー・エル・シー 代表取締役社長の福本 実氏は、「EMCジャパンができる前の1987年からEMCのストレージを扱ってきたが、(EMCは)今ではこんなに大きい会社になってしまった。われわれも負けないよう、EMC製品に付加価値をつけるべく、他社にないような汎用機のビジネスでソリューションを展開してきた」と受賞のコメントを述べた。

シー・エル・シー 代表取締役社長 福本実氏

 さらに、IsilonやData Domain、GreenPlum、RSAセキュリティなど、EMCが買収したことでラインナップに加わった製品の拡販に関しては、特別賞が設けられた。Isilon賞としてブロードバンドタワー、RSA賞としてテクマトリックス、ネットマークスの2社、新製品・先進技術賞として東京エレクトロンデバイスなどが選ばれた。

 東京エレクトロンデバイス 取締役 執行役員 CN事業統括本部 本部長 天野勝之氏は、「Data Domain、Greenplum、Isilonを扱っていたが、これらの会社が買収された関係で、EMCさんとおつきあいできることになった。まだ1年少々だが、今後も販売拡大に尽力したい」と述べた。

東京エレクトロンデバイス 取締役 執行役員 CN事業統括本部 本部長 天野勝之氏

 ブロードバンドタワー 代表取締役会長兼社長CEO 藤原 洋氏は、「弊社はデータセンターを運用している会社だが、Isilonを6年間売り続けてきた。正直、社内目標には達していないが、賞をもらったので担当の評価を上げようと思った」と話し、会場を沸かせた。

ブロードバンドタワー 代表取締役会長兼社長CEO 藤原 洋氏

 また、クラウドビジネスリーダーシップ賞にクラウドサービス「absonne(アブソンヌ)」のストレージインフラ基盤としてEMCストレージを採用している新日鉄ソリューションズ、バックアップ賞にData Domainのシェア拡大に大きく貢献したノックスが選ばれた。

 受賞の背景を見ると、やはりVNXやVMAXなどの新製品の展開に貢献したこと、セキュリティやビッグデータなど新分野にいち早く取り組んだことが大きいようだ。クラウドや仮想化などのアウトソーシング系のビジネスの規模が拡大しているが、一方でデータセンターへのITリソースへの集約は進んでいる。こうしたニーズや新しい商流にいち早く対応したパートナーが、今後もビジネスを拡大していくことになるだろう。

受賞者の集合写真

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