前作から約6年ぶりになる“三国志”シリーズナンバリングタイトル「三国志12」が、4月20日に発売される。小雨が降るなか、コーエーテクモゲームス本社会議室にて、同タイトルの完成発表会が開催された。価格はパッケージ版が1万1340円で、ダウンロード版は9240円。シブサワ・コウ秘伝攻略法などが同梱された「三国志12 TREASURE BOX」は1万5540円となる。
戦闘はリアルタイム戦闘でより戦略的に
三国志12の最大の特徴は、敵と味方が同時に動く“リアルタイム戦闘”にある。もう一方の看板シリーズ“信長の野望”最新作である「信長の野望 天道」でもリアルタイム戦闘が実装されているが、本作では城壁に部隊を配置して攻城戦に備えるといった戦略も楽しめるようになっている。また、戦闘の掛け声などは日本語で、日本語ボイス付きのイベントも多数用意されている。
戦闘では、一発逆転できる可能性を秘めた、勢力の必殺技“秘策”コマンドを新たに実装した。戦争前に秘策コマンドを使用して攻める敵国が援軍を呼ぶのを防ぐといった戦略用の秘策や、全部隊の攻撃力を一定時間上昇させるなどの戦闘用のものも用意されている。
また、武将のイラストはすべて描き下ろしている。肖像画のような顔のみのグラフィックから、腰から上まで表示されている武将や、足まで見えているのもあるといった個性豊かなデザインに変更された。
内政の空き地の数は8~12ヵ所
内政は、内政画面に移動して空き地に農園や市場を建設することで、兵糧や金銭の収入を上げることができる。施設には、武将を配属させることで収入を増加させられる。施設に配属した武将は手動で外さない限りは、施設を担当し続けるので毎ターン同じ行動を命令する必要はない。
オンライン対戦をシリーズ初搭載
そのほかの新要素として、シリーズ初である“オンライン対戦”を搭載した。オンライン対戦を楽しめる部分はリアルタイム戦闘で、プレイヤーは“武将カード”として集めた武将から、出陣する武将を選んで他プレイヤーと対戦できる。カードはオンライン対戦することで新たに入手でき、カード同士を合成することで武将を強化することも可能だ。
孔明役の声優や孔明コスをした歴ドルが登場
会場にはゲストとして、本作の諸葛亮役やナレーションを担当した高塚正也さんと、元祖歴史アイドル(歴ドル)として活動中の小日向えりさんが諸葛亮に扮して登場。三国志トークに花を咲かせた。
体験版は本日から配信開始!
クリアするとPCが当たるキャンペーンも
また、三国志12の体験版は本日から配信が開始されており、クリアするとHP製のPCが当たるキャンペーンを実施中だ。体験版をクリアすると表示されるキーワードを、体験版をダウンロードしたサイトにて入力すると「HP Pavilion DM4-3008TX」(ノートPC)、「HP Omni 120-2020jp」(デスクトップPC)のいずれかを選択して応募できる。キャンペーン期間は、5月10日23時59分まで。体験版は製品版とは異なるオリジナルのストーリーになっているので、購入を予定している人もぜひ安心してプレイしていただきたい。
ガストのVita「シェルノサージュ」も同時に開催
あわせて、2011年12月にコーエーテクモゲームスが全株式を取得して、子会社化したガストがリリースする、PS Vita専用タイトル「シェルノサージュ ~失われた星へ捧ぐ詩~」の完成発表会も開催された。こちらのレポートもASCII.jpでお伝えするので、しばらくお待ちいただきたい!
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