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2.7kgの「Wyse C90LE7シンクライアント」など4製品が登場

ワイズ、Windows Embedded 7搭載シンクライアントなど投入

2012年01月31日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 1月27日、ワイズテクノロジーはWindows Embedded Standard 7搭載シンクライアント4製品の国内販売の開始を発表した。

Windows Embedded Standard 7搭載の小型シンクライアント。左が「Wyse C90LE7シンクライアント」、右が「Wyse Z90S7/D7シンクライアント」だ(ディスプレイなどは含まず)

 Windows Embedded Standard 7は、Windows 7をベースとした組み込み向けOSで、Internet Explorer 8を搭載し、Windows Aeroや「Remote Desktop Protocol(RDP) 7」などに対応するのが特徴だ。Active Directoryドメインへの参加が可能なため、グループポリシーをサポートや「System Center Configuration Manager」などの管理システムと連携が可能。既存のデスクトップ管理システムでの一括的な管理、展開も行なえる。

 製品の1つ「Wyse C90LE7シンクライアント」は、34(H)×177(W)×121(D)mmで2.7kgの小型筐体に独立したグラフィックアクセラレーターを搭載し、最大1080pの動画再生が可能なマルチメディア環境を実現するというシンクライアント。超低消費電力なプロセッサーを採用しており、電力消費を7W以下に抑えている。

 「Wyse Z90S7/D7シンクライアント」も小型筐体を採用した製品。ハイビジョンレベルのマルチメディア再生、3D CADの画像処理など、ローカルCPUリソースを必要とする処理にも対応が可能なハイエンドモデルで、GPUが統合されたAMDの組み込み向けCPUを搭載する。

 「Wyse X90c7シンクライアント」は11.6インチ(1366×768ドット)のディスプレイを搭載するノートPC型シンクライアント。CPUはインテルのATOM Z530-1.33GHzで、重さは1.45kg。外出の多い営業系ユーザーが社外からモバイルで利用するような利用シーンでも持ち運びが苦にならないとしている。

 4製品目の「Wyse X90m7モバイルシンクライアント」は14インチ(1366×768ドット)ディスプレイ採用のシンクライアント。「Radeon HD 6310」グラフィックス内蔵のデュアルコアCPUであるAMD G-T56N 1.6 GHzを搭載しており、モバイルワーカー向けに高いパフォーマンス、HDマルチメディア機能、最高レベルのセキュリティを提供するという。

 ワイズテクノロジー製品を長らく扱うエム・ピー・テクノロジーズが販売を行なう。出荷開始日や価格については、要問い合わせとしている。

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