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Windows Embedded Standard 7 SP1を搭載

日本HP、Remote FX対応のシンクライアント「HP 6360t」

2011年07月08日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 7月7日、日本ヒューレット・パッカードはノート型シンクライアント端末「HP 6360t Mobile Thin Client」を発表した。

Windows Embedded Standard 7 SP1を搭載するノート型シンクライアント「HP 6360t Mobile Thin Client」

 6360tは、非光沢の13.3インチワイド液晶(1366×768ドット)を搭載し、1.95kgの小型筐体を採用するモバイルシンクライアント。インテル最新CPU「Celeron B810プロセッサー」を採用し、同サイズの従来モデルと比較して約2倍のパフォーマンスを備えつつ、約15%ダウンの価格を実現した。

 4GBのフラッシュメモリには、Windows Embedded Standard 7 Service Pack 1を搭載。OSに搭載される、3D処理をサーバー側で行なう技術「Remote FX」により、動画やCADといったリッチコンテンツの滑らかな描画も可能となっている。また、Citrix XenAppの最新バージョンv12.1.0.30やVMware View Client v4.6をはじめとした、リモートアクセスソフトウェアも標準搭載しており、導入後即座に運用できるとしている。

 他に、管理者以外からのOSやアプリケーションの変更を不可能にする「EWF(Enhanced Write Filter)」、フォルダやファイルごとに書き換えを許可する「FBWF(File Based Write Filter)」を搭載しており、安全かつ柔軟なセキュリティ設定が実現できる。また、ウィザード操作でUSBメモリーを用いたバックアップイメージの取得・配布が行なえる「HP ThinState Tools」、すべてのHPシンクライアントをリモート管理できる「HP Device Manager」といった管理ソフトウェアも搭載している。

 価格は6万9300円で、販売開始は7月7日。

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