TASCAMブランドによる
ニコ生やiPhone用のガジェットも
TEACからは、小型ながら気の利いた製品が2点。1つはiPhone/iPod touch/iPad向けのマイク/ギターインターフェース「iXZ」。Dockコネクタではなく、イヤホン端子を利用するタイプで、GarageBandなどの入力装置として便利そうなディバイス。
小さいながらXLR/フォーンのコンボ端子が付いているので、ギターやベース、コンデンサマイクも接続できる。単三電池2本を使って、ファントム電源にも対応。実売4980円で安いし、なにより見た目がかわいいのが良い。
もうひとつは「US-125M」というミキサー付きのUSBオーディオインターフェイス。これの新しいところは「インターネットの生放送」への対応をうたっていること。個人でニコ生やUSTをやるのにちょうどいい機材だ。ミソは、PCの音声出力をストリーミング音声として送り出せる「ループバック」に対応していて、専用の音量調節用のつまみが付いている点。
ニコ生やUSTを見ていて、BGMと喋りのバランスが悪かったり、Skypeの音声が全然聞こえなかったり……という番組は多い。ソフトだけでバランスを取るのは難しいところもあるので、直感的に操作できるミキサーがあると放送のクオリティーもぐっと上がる。マイク入力にはリミッターが付いているので、不意の大入力でリスナーを驚かせることもなし。生主さんはぜひご検討を。
壊れたのかと思うくらい畳めるギター
持ち運びやすいように収納できる「トラベルギター」というジャンルは昔からあったが、こんな大胆な機構で小型化するものは初めて。以前からYouTubeの動画で話題だった「Voyage-air Guitar」が楽器フェアにお目見え。まず、その衝撃の機構を画像でどうぞ。
ネックをバッキリ折って畳むのに、ヒンジ部分の精度がよほどいいのか、再度ネックを起こしてストラップピンを止め直しても、チューニングはほとんど狂わない。ヒンジ部分はアメリカの義足メーカーが作っているということで、やはり精度にはかなりこだわっているようだ。それでもアコースティックが5万9800円から、エレキが9万5000円からというリーズナブルな設定で、これはちょっと欲しい。
この連載の記事
-
第164回
トピックス
より真空管らしい音になるーーNutubeの特性と開発者の制御に迫る -
第163回
トピックス
超小型ヘッドアンプ「MV50」のCLEANは21世紀の再発明だった -
第162回
トピックス
欲しい音を出すため――極小ヘッドアンプ「MV50」音色設定に見る秘密 -
第161回
トピックス
最大出力50Wのヘッドアンプ「MV50」は自宅やバンドで使えるのか? -
第160回
トピックス
新型真空管「Nutube」搭載ヘッドアンプのサウンドはなにが違う? -
第159回
トピックス
開発で大喧嘩、新型真空管「Nutube」搭載超小型ヘッドアンプ「MV50」のこだわりを聞く -
第158回
トピックス
唯一無二の音、日本人製作家の最高ギターを販売店はどう見る? -
第157回
トピックス
「レッド・スペシャルにないものを」日本人製作家が作った最高のギター -
第156回
トピックス
QUEENブライアン・メイのギターを日本人製作家が作るまで -
第155回
トピックス
QUEENブライアン・メイのギターは常識破りの連続だった -
第154回
トピックス
てあしくちびるは日本の音楽シーンを打破する先端的ポップだ - この連載の一覧へ