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とある書き手の小物調査ーガジェットチェックー 第9回

シュールだけど超実用的! これはPCバックの決定版か!?

2011年11月09日 13時30分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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見た目はシュールだけど
思った以上に快適

 では、早速だが実際にスタンディングでノートPCを酷使できるのか確認してみることにした。手順としては、ファスナーを下げて、ノートPC収納部の第2ファスナーを下げる。それから、トレーを固定するバンドを外して、机状態にするといった感じだ。ややステップは多いのだが、その分、ノートPCが厳重に守られているので移動時の不安は感じなかった。
 また、トレー部分にはノートPCを固定するヒモも用意されている。ヒンジやパームレストあたりの形状に左右されるが、使用しておけばスタンディングで使用しているときに、ぐらついてしまってノートが落下なんていう事故が起きにくい。加えて、トレーも滑り止め加工がなされているため、上記ヒモがなくても多少の横Gに耐えてくれた。いろいろと考えられている製品だ。

そんなわけで、担当編集から社会人らしく、たまにはスーツを着用せよというお達しだったので、今年2度目のスーツ。後ろ姿は実に普通でいい感じ

立ったままノートを使用するべく、フロント側にカバンを装着。なんか満員電車で見る光景ですな

カパっとカバンをオープン

実際の操作風景。キリッとしてもシュールな絵である。ちなみに革靴は乾燥が追いつかなかったのでサンダルですみません。イベント系取材のときに良さそうだなぁ、コレ

 立ったまま操作可能になるまでの流れを録画してみた。また左右に振っても大丈夫な様子もビクビクしながら試してみたので確認してもらいたい

 フロント側への装着時の注意点は、肩ベルトにあるもうひとつの肩ベルトに袖を通すこと。そうすることで、カバンが胸板にピッタリとくっつき、より安定した作業環境を得られる。本原稿はDN-LB03BKを装備して作成しているのだが、激しくキータッチしても安定感があるため、しっかりとした作業環境だと感じた。立っているほうが辛いなぁと思うくらいだ。またカバンが分厚いため、どこかに腰掛けて作業というときも膝上に乗せれば作業台になってくれる。

第2肩ベルトを使用することで、操作時の安定感はより上昇する

使用時の視界はこんな感じ。初代VAIO Zで試して見たがとくに問題は無し。タッチパッド部分が隠れてしまうが、この手の製品を買う人は基本的にノートPCに慣れているので問題ないだろう

膝上に乗せて作業してみたところ。ダイレクトに膝上よりも高さがあるため、作業がしやすい

 用途しては、現場で見回りながら入力したり、アウトドアでのUstreamなどの映像配信が考えられる。ニコ生放送を外でしている人を見ると片手・両手で持って大変そうだなぁと感じていたので、配信系な人は要チェックだ。また工場でのチェックなど、毎回ノートPCを引っ張り出したり、スマホやタブレットではちょっと作業が追いつかないというシーンにもピッタリだろう。

上海問屋にあったシュールなCGに対抗してみたところ、すごくシュールでした……。いやとても作業環境としてはいいんだけど

ビシネスばりばりのモバイラーなら買い

 休日モバイラーには配信用にどうだろうといったところで止まってしまうが、ビシネスシーンでノートPCを酷使するというタイプの人には超おすすめだ。見回りながら入力する必要がある場合にとくに効果を発揮する。原稿を作成しつつ歩いてみたが、移動して原稿作成し、また移動というアクションがとても楽で、かつ入力もしやすかった。もうちょっと屋外での作業を快適にしたいというモバイラー諸君は是非チェックしてもらいたい。

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筆者紹介――林 佑樹

 フリーランスの編集・ライター。紆余曲折あって、パソコンからゲーム、家電、生活雑貨までやれちゃう体になった。
 端末貧乏になりピンチなお誕生日を迎え、もう33歳になりました。お祝いお待ちしています。今年も誕生日にホシノ・ルリか黒子がチャイムを鳴らすと思ってたのに、そんなことありませんでした。次元突破技術、はよ。


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