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RAZR神話復活か? Android版RAZRはストレートタイプ

2011年10月19日 20時00分更新

文● 末岡洋子

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 Motorola Mobilityは10月18日(米国時間)、厚さ7.1mmのAndroidスマートフォン「Motorola RAZR」、それにフィットネス向けの音楽端末「MOTOACTV」を発表した。前者は2004年の大ヒット端末「RAZR」ブランドを冠した最新のフラッグシップ端末となり、11月より北米、アジア、欧州などで発売する。

7.1mmの薄型ボディーに4.3型の有機ELを組み合わせた新生「RAZR」

2004年の大ヒット製品のブランドを復活
7.1mmの超薄型フルタッチ端末

 “RAZR”の名称には記憶がある人も多いだろう。2004年に発売し、その後数年の間大ヒットした同社の代表製品「MOTO RAZR」からの命名だ。RAZRはV3など数世代にまたがって展開したが、いずれも折りたたみ式&超薄型のシャープなスタイルを特徴とし、GSM版とCDMA版を展開した。日本でもドコモから「M702iS」などとして発売されたが、海外ほど話題にならなかった。

 Androidスマートフォンとして登場した最新のMotorola RAZRも、もちろん薄さを特徴としている。厚さは7.1mmとスマートフォンではかなり薄い(Motorola側ではスマートフォン最薄と主張している)。ただし折りたたみ型ではなく、ストレート型である。サイズは130.7×68.9×7.1mm、重さは127グラム。Androidはバージョン2.3.5(Gingerbread)を搭載する。

 タッチ画面は4.3型で540×960ドットの「Super AMOLED Advanced」を搭載。耐切創性や耐熱性に優れるケブラー繊維とCorningの「Gorilla Glass」により、画面をキズから保護する。

 背面にはフルHD動画を録画可能な8メガのカメラを搭載。フロントにも1.2メガピクセルのサブカメラを持つ。1.2GHzのデュアルコアを搭載、1GBのRAM、16GBのROM(ユーザーは11.5GBを利用できる)を持つ。通信方式はW-CDMA、HSPA、EDGE/GSM、802.11b/g/n、Bluetooth、aGPSなどをサポートする。

ハイスペックのグローバル端末として日本でのリリースにも期待したい

 PCから音楽、写真、動画などのコンテンツをストリーミングやダウンロードできる最新のクラウドサービスの「MOTOCAST」、省電力機能「Smart Actions」、それに「Google Mobile Services」「Google Talk」などのアプリケーションを用意した。強度な暗号化も特徴で、企業ユーザーでも電子メールを安全に利用できるという。

 Motorolaは同日アメリカのVerizon Wirless向けの「Droid RAZR」も発表、こちらはCDMAとLTEをサポートする。Motorola RAZRは北米、アジア、欧州、南米、中東、アフリカで11月より発売される。カナダではRogers Wirelessが独占販売することも発表されている。

フィットネス志向のリスト型端末「MOTOACTV」

 MOTOACTIVは、腕に巻いたり服などにクリップして利用できるウェーラブルデバイス。心拍数を測定できるヘッドフォン「SF700」(Bluetooth)または「SF500」(有線)と併用できる。1.6型のタッチ対応カラー画面はGorilla Glassを搭載、屋内/屋外に応じて自動で明るさを調整する。

リスト型のデジタル端末「MOTOACTV」

 ジョギングやフィットネス愛好家向けの機能を特徴とし、「Motorola AccuSense」技術とGPSを利用して、トレーニングの時間や距離、速度、燃焼したカロリーなどを計算し、データを自動で専用のポータルmotoactive.comと同期する。容量は8GBまたは16GBで、最大約4000曲を収容できる。サイズは46×46×9.6mm、重さは35グラム。

ランナーなどのスポーツマンが装着することが前提?


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