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末岡洋子の海外モバイルビジネス最新情勢 第7回

「Droid X」で再びiPhoneに挑むMotorola

2010年07月28日 14時00分更新

文● 末岡洋子

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世界シェアで6位に転落したMotorola

 7月に入って携帯電話メーカー各社が第2四半期の決算発表を行なっているが、HTC、Sony Ericssonなどが、Android端末で業績を改善させている。Androidに社運をかけるもう1つのメーカーがMotorolaだ。かつては2番手だった同社はトップ5からも脱落、Androidに主軸を移して復活を図っている。

 Motorolaは超薄型の「RAZR」を最後にヒット端末がなく、ここ数年低迷している。かつての宿敵だったSamsung、LGらの後塵を拝しており、2010年第1四半期はカナダResearch In Motion(RIM)と英Sony Ericssonに次いで6位、世界シェアはわずか3%にとどまっている(米Gartner調べ)。

すでに懐かしさすら感じる、世界的ヒットとなったMotorolaの「RAZR」。日本でもNTTドコモからリリースされていた

 プラットフォーム戦略もわかりにくく、一時期はNokiaやEricssonらと共同出資していたSymbian、Windows Mobile、Linuxと複数のOSを採用していた。混乱していたプラットフォーム戦略だが、2009年からはAndroidに大きくフォーカスしている。2009年9月に初のAndroid搭載機「Cliq」を発表、その後、Android OS 2.0を搭載した「Droid」を投入した(ともにアメリカで組んでいるキャリアはVerizon Wireless)。Droidは3.7型のタッチスクリーン(解像度は854×440ドット)、スライド式QWERTYキーボード、5メガピクセルカメラなどの特徴を持つフラッグシップ端末である。

昨年ヒットした「Droid」はスライド型QWERTYキーボードを持っている端末だ

 iPhoneを持つAT&Tに対抗したい、Verizonの強力な後押しもあってかDroidはヒットした。調査会社のFlurryによると、初代iPhoneは発売74日後に最初の100万台を販売したのに対し、Droidは同じ74日間で105万台を売り上げたという(なおGoogleの「Nexus One」はわずか13万5000台)。少なくとも数字の面ではあのiPhoneに対抗できた端末となった。

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