ソフトバンクの冬春モデルは、ディズニーモバイルを含む全15機種中10機種がスマホ。半数がデュアルコア搭載で、さらに下り最大21Mbps(データ通信機器では42Mbps)の「ULTRA SPEED」に対応。画面サイズは4型以上とスペックがワンランク底上げされた。今回は展示会場で動作するデモ機が用意されていた2機種を中心に見ていく。
本格派デジカメケータイ「LUMIX Phone 101P」
「LUMIX Phone」ブランドのスマホは、全キャリアを通じ初。カメラは1320万画素でスマホ最高クラス。背面はコンパクトデジタルカメラそのもの。これは「冠婚葬祭の席でも失礼な印象を与えないように」との孫社長のこだわりなのだという。
最薄部は9.8mmと高機能なのに極薄。レンズ周りが3mm出っ張っているが、気になるほどではなかった。カメラは画面ロック中でも、側面のカメラキーを長押しすれば即起動するので、シャッターチャンスは逃さずにすむ。
CPUは1GHzのデュアルコアで、ULTRA SPEEDにも対応する。おサイフケータイや赤外線などフィーチャーフォン機能も全部入りで、パナソニックのスマホ初の防水端末でもある。緊急速報メールには後日アップデートで対応する。ワンセグの視聴スタンドを兼ねた充電台が付属し、充電台の色は本体色に関係なく黒となる。
パナソニックのコンパクトデジタルカメラ「LUMIX」と同等の高画質技術「モバイル・ヴィーナスエンジン」を搭載する。画面左上のボタンにタッチし[マイカラー]→[背景ぼかし]を選ぶと、デジタル一眼レフで撮影したような奥行き感とボケ味のある画像が撮れる。ほかに「ミニチュア」「ピンホール」など9種類の視覚効果が選べる。視覚効果を適用したあとの写り具合をリアルタイムで確認してから撮影できるので、撮影ミスを防げる。
撮影した画像を、画面上下左右のアイコンにドラッグ&ドロップすることでTwitterやメールなどに手軽に共有できて便利。右下のフォルダーにドロップすれば、新規フォルダーを作成できる。上下左右に表示するアイコンは、カメラアプリの設定で任意のアプリに入れ替えられる。キビキビと動作し、快適だった。
事前に個人の顔を登録しておくと、撮影した画像を人ごとのアルバムに整理してくれて楽チン。誰の顔を優先して認識するかや、判定精度を3段階から選択できるので画像整理の手間が省けそうだ。顔は6人まで登録できる。
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