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メモリ編
メモリといえば2011年上半期のビッグニュースとなった販売価格の大幅値下げだ。PC3-10600(DDR3-1333)対応の4GB×2枚セットが今や2000円台で購入できてしまうのである。価格破壊と言っても過言ではない今回の大幅値下げ。メーカーや代理店、ショップにとってはお世辞にもグッドニュースとはいえないが、ユーザーにとってはまたとない機会。8GB~16GB標準搭載の時代が到来した格好だ。
ここでは2011年のPC3-10600(DDR3-1333)対応4GBメモリの価格推移を、簡単だがおさらいしてみよう。
サハロフ佐藤のアキバ定点観測(1月22日調査分)
2011年1月25日にPC3-10600 4GBの単体品が特価扱いながら3000円割れ。ちなみにこの時の2枚組の最安値は約6000円である。
サハロフ佐藤のアキバ定点観測(3月5日調査分)
その後3月5日にはPC3-10600 4GB(2枚組)が初の5000円割れを記録。ただし、これも一時的なもので、本当の暴落が始まるのはそれから約3ヵ月後である。
サハロフ佐藤のアキバ定点観測(6月25日調査分)
6月25日調査でPC3-10600 4GB(2枚組)が3月5日以来の5000円割れを確認。ここから未曾有のメモリ暴落が始まる。
DDR3-1333対応4GBメモリの2枚セットが衝撃の4000円割れ!
毎週値下がりを始めたPC3-10600 4GB(2枚組)は、7月7日には3000円台に突入。
ここまで下がるか! DDR3メモリ4GBの2枚組が2000円台へ!
そしてついにPC3-10600 4GB(2枚組)は8月4日には衝撃の2000円台へと突入していく。
と、ここまで上半期を中心にPC3-10600 4GB(2枚組)のメモリ価格を振り返ってみた。現在は最安クラスが2000円台で下げ止まりと言ったところで、おおよそ3000円前後も用意すれば、ひとまずPC3-10600 4GB(2枚組)のメモリを購入することはできる。
かつての出所すら怪しいバルク版メモリと異なり、現在流通する安値系メモリは、そのほとんどはブリスターパッケージに収められメーカー保証が付けられたものが多い。「だから安心して購入しよう」とは言わないが、ここで編集部的にお勧めしたいのはワンランク上の普段は高価な価格で販売されているメジャーブランドの製品だ。もちろん現在でも、最安クラスの製品よりは高い5000円前後という価格で販売されているが、元来が高くて高品質をうたう製品ばかりだ。このような機会を見逃さずに購入するのが賢い自作ユーザーといえるのではないだろうか。余談だが、約1年前の2010年9月25日調査のサハロフ佐藤のアキバ定点観測では、PC3-10600 4GB(2枚組)の最安価格は約1万3000円だった。
メジャーブランドの製品(実売価格約5000円~6000円)
メモリということで、個別の製品を取り上げてコレというのも難しい。ユーザーの環境によってスペックや容量も異なってくるだろう。そこで編集部的なオススメメモリとしては、前述のようにワンランク上のメジャーブランドの製品としたい。
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