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編集部が選ぶ2011年度上半期“鉄板PCパーツ” 第2回

失敗しない最強自作PCパーツ選び【周辺パーツ編】

2011年09月27日 12時00分更新

文● 山県

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 1回目は、板モノを中心としたPCを構成する基幹パーツ(CPU、マザーボード、メモリ、ビデオカード)編をお送りしてきた。2回目となる今回は、周辺パーツ(HDD/SSD/CPUクーラー/電源/PCケース/変なもの?)編として、上半期を振り返りつつ、編集部がオススメするパーツを紹介していこう。

2011年度上半期の主なトピック(周辺パーツ編)
1月約1万8500円の超高額ゲーミングマウスが日本上陸
サイズからメンテフリーの一体型水冷キット「アプサラス」が発売
2月史上最大のトップフローCPUクーラー「SUSANOO」が降臨
「CM 690II Plus」にホワイトとNVIDIAカラーが追加
Antecの人気PCケース「P183」と「P193」がマイナーチェンジ
3月Micron製SATA3.0対応SSDの販売がスタート
節電/縮小営業中の秋葉原ではUPSの売れ行きが急上昇
インテル初のSATA3.0対応SSD「Intel SSD 510」が登場
4月Windows 7 SP1のDSP版が販売開始
インテルの新型SSD「Intel SSD 320」が登場
Micron製SSD「RealSSD C400」のリテール版が発売
5月「Windows Home Server 2011」の深夜販売に湧く秋葉原
m-SATA採用のインテル製SSD「SSD 310」が発売
OCZ製高速SSD「Vertex 3 Max IOPS」がデビュー
6月3TB HDDが1万円を割り、ショップで熾烈な価格競争が勃発
80PLUS Platinum初のファンレス電源がSuperFlowerから発売
容量1TBの2.5インチSSDが登場
7月SandForce「SF-2281」コントローラー採用SSDが続々入荷
読込み1000MB/secの超高速SSD「RevoDrive3」が登場
MSI独自のVGAクーラー「Twin Frozr II」が単体販売開始
8月Corsair製水冷キット「CWCH100」がデビューするも完売続出
PCを丸ごと油槽に沈めた鬼冷却&静音PCが話題に
巨大CPUクーラーと電源内蔵の完全ファンレスPCケースが出現
9月HET NAND採用のSSD「Intel SSD 710」が発売
5インチベイ2段分を利用するThermaltakeの新型水冷キット登場
1プラッタで1TBを実現した3.5インチHDDが現れる

編集部オススメパーツ
HDD編

 1回目でお伝えしたメモリ同様、2011年度上半期で一気に低価格化が進んだのがSerial ATA対応の3.5インチHDDだ。COMPUTEX TAIPEI 2011が終わった直後の6月9日には最大容量の3TBモデルが1万円を切った。これをきっかけに3TBのHDDが秋葉原全体で飛ぶように売れたのは記憶に新しいところだ。なお、現在の売れ筋モデルは各社の2TBモデル。モノによっては5000円前後で販売され、コスト的にも容量的にもユーザーのちょうどいいところに収まっている印象だ。

パーツショップスタッフから一言

売れ筋はなんと言ってもWesternDigitalとSeagateの2TBモデルです。3TBについては1万円を切った当初はよく売れましたが、やはりWindows XP非対応のAdvanced Formatを気にするお客様も多く、2TB以上の製品にはカベを感じますね。(ツクモパソコン本店スタッフ西久保さん)

WD20EARX(実売価格約5600円)

 2011年上半期最大のヒット商品ではないだろうか。機会があれば秋葉原だけで何台売れたか教えてほしいほどである。「Windows 7 Service Pack 1」のDSP版が4月に発売された影響もあるだろうが、なにかの買い物ついでに購入していくというような光景も非常に多く見られる。1プラッタ1TBモデルの低価格化までは、まだまだ主力となりそうな製品だ。

9月末現在では約5500円前後で販売されている2TBモデル。週末の特価品を狙い撃てば5000円以下で購入するのもさほど難しい話ではない

WD10JPVT(実売価格約1万円)

 9.5mm厚で容量1TBのSerial ATA対応2.5インチHDD登場のニュースを待っていた人も多いのではないだろうか。ようやく登場した同モデルだがやはり人気のようで、様々な理由でSSD導入を見送っているノートユーザーにとってはお待ちかねの製品となった。なお、6月にはSAMSUNGから「HN-M101MBB」が発売されてはいるが、人気は今回のWestern Digitalに遠く及ばない様子。

容量重視のノートユーザーにとっては待望のモデルとなったWestern Digital「WD10JPVT」。3.5インチに比べると割高ながら“換装用”として人気となっている

HDS721010DLE630(実売価格約5000円)

 1プラッタ1TBを実現した初のSerial ATA対応3.5インチHDD「Deskstar 7K1000.D」シリーズの製品。今後、大容量化に伴い主流となるのは間違いなさそうな1プラッタ1TBモデル。そんな同製品は記念碑的なモデルとなる。少しでもパフォーマンスを求めるユーザーにとっては注目の製品。編集部的にも推したい一品だ。

ようやく登場した1プラッタ1TBを実現した初のSerial ATA対応3.5インチHDD。今後の展開にも注目の製品で、他社の1プラッタ1TBモデルの動向も気になるところだ

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