護身の術がぎっしり詰まったマカフィー トータルプロテクション 2012
前編では「マカフィー トータルプロテクション 2012」の核ともいえるウイルスからの保護機能を紹介した。
トータルプロテクションの魅力は、多彩な機能が1本のソフトに詰まっているところにある。後編ではその機能群を余すことなく解説する。
危険なサイトは検索時点で察知
個人情報の保護や迷惑メールへの対応も、セキュリティソフトでは気になる部分の1つだ。
本ソフトでは「マカフィー パーソナルファイアウォール」「マカフィー アンチスパム」「マカフィー サイトアドバイザー ライブ」の3つの機能が、ウェブやメールといったインターネット経由での情報流出を防いでいる。
特に注目したいのがファイアウォール機能だ。ファイアウォールはセキュリティを高めすぎると、特定のソフトでインターネットへの接続ができなくなったりと不便になることもある。
「マカフィー トータルプロテクション 2012」では、安全なソフトであれば自動的に通信を許可する「スマートリコメンデーション」機能があり、使い勝手が損なわれない。
また、送信だけを許可して悪意のある攻撃を防ぐ「送信アクセス」、自分のパソコンがあたかもネットワークにいないよう振る舞って外部からのアクセスを減らす「ステルス」など、複数のモードを選択できる。自分の環境に合った使い方を選ぼう。
迷惑メールの対策については、マカフィー独自のフィルタリング手法による迷惑メール保護の他に、特定のドメインからの受信を許可したり、特定の言語で書かれたメールを受け取らないという設定もできる。
プロバイダーのフィルター機能をすり抜けて届く迷惑メールにも、独自のフィルター機能や「友人リスト」「文字セット」などのフィルターで効果的な対策が施せる。
「サイトアドバイザー ライブ」は、ウェブ閲覧中のセキュリティを高めるものだ。IEのアドオンがインストールされ、フィッシング詐欺等、問題のあるウェブページを事前に察知する。