「Macにセキュリティ製品は要らない」が通用しない時代
仕事柄、MacBookを持ち歩いて仕事をしていると「どうしてMacを使っているの?」と聞かれることがある。画像編集やDTP作業をしなくてはならないという業務的な言い訳に加えて「ウイルスに感染しにくいから」と答えているけれども、最近はそれが怪しくなってきた。
周知の通り、MacはWindowsとは構造がまったく違う。Windowsに向けられたウイルスはMacでは動かない。世界中で猛威をふるっているウイルスのほとんどはWindowsに向けられたものだから、Macには感染しないんだと安心しきっていた。
ところが2011年6月、アップルのサポートサイトに「『Mac Defender』マルウェアの感染防止/除去方法」というエントリーがアップされた。
Mac Defenderはその当時Macユーザー向けに広がっていた偽ソフトウェアで、誤ってインストールするとクレジットカードなどの重要な個人情報を盗みとるというもの。幸いなことに数日後にセキュリティアップデートで対策され、被害は免れた。けれども、これまでMac向けのウイルスについては対策を怠っていただけに、筆者は大きなショックを受けた。
「マカフィー インターネットセキュリティ 2012 Mac版」を使ってみた
今までウイルスだのマルウェアの類にはほとんど関心がなかったのだが、調べてみると意外にもMac向けのウイルスは少なくないことがわかってきた。
そしてすぐにフリーのウイルス駆除ソフトを入れていたのだが、つい先日、Mac OS Lionにアップデートしたところ、定義ファイルの更新が止まってしまった。筆者の設定方法に問題があったのだと思うが、これを機会に市販ソフトを買って対策をきちんとしておくことに決めた。
市販ソフトにしようと思った理由は、仕事柄デザイナーやイラストレーターなど、MacユーザーとのEメールのやり取りがとても多いから。
実際、Macで作ったデータのやり取りが多くなったという理由で、WindowsノートからMacBook Airに持ち替えたという同業者も2人ほどいる。デザインデータや画像といったファイルのやり取りが頻繁なので、これを媒介にしてウイルス感染してしまうかもしれない。これでは非常にまずいので、確実にセキュアな環境を築いておく必要があるわけだ。
ソフトを選定するにあたって、身近のMacユーザーにどのような対策をしているのか聞いてみることにした。9人のうち6人が「ウイルスソフトなんて使ってないよ」、3人が「フリーのものを入れておけば充分じゃない?」という返答。
なかには、10年以上Macを使っているにもかかわらず、Mac Defenderの存在すら知らなかった人もいた。これほどまでにMacユーザーはセキュリティを気にしないのか……。
もしかすると、読者のなかにもこうした人々と同じように、Macのセキュリティ対策を怠っている方がいるかもしれない。そんな方にオススメしたいのが「マカフィー インターネットセキュリティ 2012 Mac版」だ。本製品は多くのユーザーから支持を集めているWindows向け「マカフィー インターネットセキュリティ 2012」のMac版だ。
本ソフトには、フィッシングサイトを事前に察知する「サイトアドバイザー」や、クレジットカード番号などの不正な流出を防ぐ「スパイウェア対策」など、インターネットの危険から身を守るための機能がたくさん詰まっている。以下すみずみまで紹介しよう。
