このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

最低限の操作で強力なセキュリティを実現

手軽で堅固な「マカフィー トータルプロテクション 2012」

2011年10月03日 11時00分更新

文● 外村克也

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

重要データはマカフィーのクラウドにバックアップ

 長くパソコンを使っていれば、突然のトラブルに見舞われることもある。HDDのクラッシュといった物理的なトラブルや、原因不明のOSトラブルで大切なデータを取り出せなくなってしまうこともあるだろう。

 そうしたアクシデントが起きても、クラウド上に重要なデータが保管されていればロスを抑えられる。「マカフィー トータルプロテクション 2012」は1ライセンスあたり2GBまでのデータをクラウドに預けておける。

 企業の顧客リストなど絶対に外に漏れてはならないデータなら、暗号化されたフォルダーに入れて保護できる。パスワードがなければ絶対に開けることができないが、仮に忘れてしまっても最初に設定した3つの質問に回答すればリカバリーできる。

 逆に、安全にファイルを削除できる「シュレッダー」機能もある。これはファイルを復元できないように完全削除するためのものだ。

オンラインバックアップ機能。マイドキュメント内のファイルやブラウザーのお気に入り、画像などのファイルをクラウド(マカフィーのサーバー)へバックアップできる

アンチセフトによるファイル保護。「デジタル金庫」と呼ばれる強固な暗号化が施されたフォルダーをパソコンに作成し、ファイルを保管しておける

 また、セキュリティを考えずにWi-Fiを利用すると、アクセスポイントからホームネットワークに侵入されてしまう。このとき、ネットワークにつないでいるパソコンが被害を受けて、知らないうちに情報を引き出されてしまう場合がある。

 「マカフィー トータルプロテクション 2012」は、ネットワークを常時監視して、侵入者を見つけ次第、ポップアップで知らせてくれる。

ホームネットワーク保護は、不正侵入したパソコンを察知して、ブロックする機能だ。指定以外のPCやデバイスが接続されると、警告画面が表示される

世界中のウェブページを19種類に分類!

 プロバイダーなどが有料でサービスを提供している、未成年者への有害サイトのブロックだが、「マカフィー トータルプロテクション 2012」では、より細かなフィルター付けが可能だ。

 世界中のウェブページを19種類にカテゴリー分けして、閲覧サイトを指定可能。ウィンドウズのアカウントごとに閲覧の指定を変更できるので、子供用のアカウントのみに厚くフィルターをかけるといった使い方がおすすめ。

「ゲーム」「アダルト」「ギャンブル」などカテゴリーごとにアクセス制限をかけられる

 以上、「マカフィー トータルプロテクション 2012」の機能を駆け足で紹介した。前編でも述べたが、近年は実に多彩な脅威がインターネット利用者を狙っている。セキュリティへの対策をしっかりと講じたうえで、快適なITライフを楽しみたいものだ。

 「マカフィー トータルプロテクション 2012」は、できるだけ手間なく最高レベルのセキュリティを保ちたいユーザー必携のソフトといえる。


前編へ


■関連サイト

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ