5つの機能で鉄壁ガード「McAfee Mobile Security」
月250円で安心を買う! スマホを守るマカフィーのAndroidアプリ
2011年07月25日 11時00分更新
マカフィーは7月4日に、スマートフォン向けの総合セキュリティーアプリ「McAfee Mobile Security」をリリースした。ウイルス対策や悪意のあるウェブページからの保護だけでなく、端末の追跡やデータのバックアップまで1本でこなせる。価格は1アカウントあたり、1年間で2980円。端末の登録後、7日間の試用が可能だ。どんな機能を備えていて、どこが魅力なのか。余すことなくチェックしていこう!
増えるスマートフォン向けのマルウェア
2011年はAndroid端末にとって「飛躍の年」になっている。この夏モデルだけを見ても、「GALAXY SII」や「INFOBAR A01」など各社から目玉機種が目白押しだ。選択肢が数えるほどしかなかった昨年とは段違いで、魅力的な製品も増えてきた。そろそろスマートフォンに乗り換えようと思っている人も多いだろう。
ただ、数が増えて目立つようになると、悪意のある人々も集まってくるのが世の常だ。Android端末にもマルウェアが登場したというニュースがいくつか報じられている。
Androidアプリは配布の自由度が高い。開発者が25ドルの登録料さえ払えば審査なしでAndroidマーケットに登録できてしまうし、マーケットを通さずに個人サイトで配布している「野良アプリ」と呼ばるものもある。ただその自由さと引き換えに、安全性を懸念する声も上がっている。マーケットで見つけたアプリにマルウェアがこっそり仕込まれているかもしれないのだ。
昨今話題になっているのは、2010年末に確認された「Geinimi」(ゲイミニ)というボット型ウイルスだ。中国の非公式サイトなどで配布されていた、英語版アプリの海賊版に潜んでいた。今年2月には「いっしょにとれーにんぐ for Android」という日本語アプリの海賊版でも混入が確認されている。見た目は正規版のアプリと一緒で、インストールすると背後で動作して、現在の位置情報を送信したりする。
残念ながらこの勢いは衰えることがないようだ。マカフィーによれば、今年6月に見つかったモバイルマルウェアは47件で、このうち24件がAndroidを対象にしていたとのこと。中には、Android OSの脆弱性を突いてroot権限を奪う「Android/DroidKungFu」のような悪質なアプリも登場している。そろそろ、ユーザーも自衛の手段を考える時期に来ているのかもしれない。