このページの本文へ

この秋に買いたいミラーレス一眼3番勝負! 第1回

どっちのNEXが買い? 最新の「5N」 Vs お手頃な「C3」

2011年09月05日 12時00分更新

文● 周防克弥

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

撮影機能には大きな違いはなし

 基本機能には大きな違いはなく、撮影モードが「iAUTO(おまかせオート撮影)」時に使用できる「マイフォトスタイル」も共に採用されている。

 マイフォトスタイルはNEX-C3から採用された新機能で、「色あい」や「明るさ」「鮮やかさ」「ピクチャーエフェクト」「美肌効果」などをダイヤル操作でライブビューを見ながら調整できる。操作感としては、従来機種で搭載されていた「背景ぼかし」モードと同様だ。

NEX-C3(左)では左下に加えられた効果を示すアイコンが表示される。NEX-5N(右)では下段に機能の一覧が並び、加えた効果のアイコンの表示が変わる

 それぞれの効果を重ねていくことが可能で、NEX-C3では画面左下に加えた効果のアイコンが並んでいくようになっている。

 NEX-5Nでは背面の液晶パネルがタッチパネルになっているため、若干インターフェイスデザインが異なる。タッチ操作用に作り直されたのだろう。

 NEX-C3では背面のダイヤルで効果の強~弱を変更できるが、NEX-5NNEX-5N

 また、NEX-C3から加わった新機能に「ピクチャーエフェクト」がある。撮影画像に特殊効果を加えることのできる機能で、他社では「アートフィルター」や「デジタルフィルター」「クリエイティブコントロール」など様々な名称が使われている。この機能はNEX-5Nにも搭載されている。

 

「ピクチャーエフェクト」の効果一覧

通常

通常

トイカメラ

トイカメラ

ポスタリゼーション(カラー)

ポスタリゼーション(カラー)

ポスタリゼーション(白黒)

ポスタリゼーション(白黒)

ポップカラー

ポップカラー

レトロフォト

レトロフォト

パートカラー(レッド)

パートカラー(レッド)

パートカラー(グリーン)

パートカラー(グリーン)

パートカラー(ブルー)

パートカラー(ブルー)

パートカラー(イエロー)

パートカラー(イエロー)

ハイキー

ハイキー

ハイコントラストモノクロ

ハイコントラストモノクロ

 ピクチャーエフェクトでは、今流行の「トイカメラ風」や「ハイコントラスト」など、面白い効果が得られる機能が揃っている。特定の色だけを残してほかの色をモノクロにする「パートカラー」など、レタッチでも難しい効果を簡単に表現できる。

 色調を変えるだけの効果ではなく、劇的に画像に手を加えることが可能で、いままでなら画像加工ソフトを使用しなければいけなかったことが撮影時に簡単にできてしまう。

 カメラを振ることでパノラマ写真が撮れる「スイングパノラマ」や、HDR撮影機能、ハイビジョン動画機能は従来機種から引き続き搭載されている。いままでのNEX-3/5の機能をほぼ網羅しているので、旧機種ユーザーにはかなり魅力的に写るだろう。



ソニーストア

カテゴリートップへ

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中