前日までにレッキ(事前試走)を終えた選手によると、今回使われるステージは全般的に中低速コーナーが連続して現われるため、ドライバーのスタミナが試されるコースで、しかも路面にはギャップが頻発してマシンに対する負担も大きいという。今年初のグラベルイベントとしてはハードルが高そうだが、それゆえにオフシーズンの成果がハッキリと表われるコースだとも言える。12時14分、ゼッケン15「メロンブックスDUNLOPテインBRIGインテグラ」、スタート!
SS(距離) | ステージタイム(トップ差) | クラス総合タイム(トップ差) |
---|---|---|
SS1/イワタケI (3.28km) | 3:45.7(+6.1) | 3:45.7(+6.1) |
SS2/安田I (6.35km) | 7:52.0(+15.0) | 11:37.7(+14.1) |
SS3/スキー場I (1.21km) | 1:24.0(+2.3) | 13:01.7(+14.1) |
※SS速報サイトより。確定タイムより若干の誤差あり。
オフシーズンのグラベル対策の成果が試される、SS1。筆者としては、今回のラリーでは5~6番時計あたりをコンスタントに刻んでいくものと思っていた。これはSRS金子社長の予測ともピタリと一致していて、最終的なイベント成績としては6位入賞あたりを狙えれば上出来。それがチームの統一見解だった。
ところが、SS1からいきなりの4番時計を奪取! 続くSS2、3も好走し、メロン号は今回のイベント最初のサービスAに、われわれの予想を上回る4番手で戻ってきたのである。しかも、3位浮上を狙えるタイム差で、だ。冬場のグラベル特訓とメロン号の改修が、ともに大成功だった証だ!
しかし眞貝選手としては、このセクション1で思った通りのドライビングができなかったらしく、サービスに帰ってきたあとも浮かない顔。
眞貝選手「SS1では、冬の間行ってきたドライビングのトレーニング、そしてマシンのセットアップの結果が初めて明らかにされるということで、内心は不安9割、期待1割、という感じでしたね。走り終わった後の感触も決して良くなくて、これでビリだったらマジでまずいことになるなぁ、と思っていましたが、結果としてはトップからキロ1秒遅れの4番手タイムということで、とりあえずの体裁は保ったかな、というSSでした」
だけど、自分のドライビングに納得がいかないなんて、今までのグラベルイベントではなかったこと。それだけマシンが横方向に動き出すほどにスピードも乗っていて、それを積極的に操ろうとしているからこそ出てくる感想なのだ。眞貝選手もメロン号も、昨シーズンと較べて確実に進化している!
SS(距離) | ステージタイム(トップ差) | クラス総合タイム(トップ差) |
---|---|---|
SS4/イワタケII (3.28km) | 3:43.8(+4.8) | 16:45.5(+15.1) |
SS5/安田II (6.35km) | 7:42.0(+3.3) | 24:27.5(+13.5) |
SS6/スキー場II (1.21km) | 1:24.1(+1.5) | 25:51.6(+15.6) |
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