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週刊 PC&周辺機器レビュー 第93回

Sandy搭載モバイルノートの実力は? LIFEBOOK SH76/C

2011年03月11日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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 製品出荷前に発覚したIntel 6シリーズチップセットの障害問題により、発売の遅れていた「Sandy Bridge」こと第2世代Coreプロセッサー搭載ノートパソコンが、店頭に並ぶようになってきた。

 今回評価する富士通の「LIFEBOOK SH76/C」も、2月末にようやく出荷され始めた最新のSandy Bridge搭載モバイルノートである。メインマシンとしての利用にも適したサイズと性能を備えるノートパソコンの、実力を見てみよう。

LIFEBOOK SH76/C

モバイルワーカーに適度なサイズと
広いキーボード&スクロールパッド

 LIFEBOOK SHシリーズは、同社のノートパソコンが「FMV-BIBLO」と名乗っていた頃には「MG」シリーズと呼ばれていた、高めのスペックとモバイルとしては広めの液晶ディスプレーを備えたシリーズの後継である。Sandy Bridge搭載モデルとしては最初の世代であるが、下位機種には第1世代のCoreプロセッサーを搭載した「SH53/C」もラインナップされている。

 まずディスプレーから見ていこう。ディスプレーには13.3型ワイドサイズで、解像度1366×768ドットのLEDバックライト式液晶ディスプレーを搭載している。解像度はありふれたものだが、ネットブックや低価格モバイルノートで主流の10~11型級よりも2インチ程度広いので、目が疲れにくいほどよい広さを確保している。

 13型級のモバイルノートはキーボードサイズがデスクトップ並みで、快適な入力が可能な点もヘビーなモバイルワーカーに適している。SH76/Cのキーボードも同様で、キーピッチは約19mmと使いやすいサイズを実現している。

キーボード全景。特に特殊な配列もなくサイズも広め。タッチパッド右の円形が「スクロールパッド」。Windowsログオンなどに使える指紋認証ユニットの標準装備も高評価

 キー形状は流行のアイソレーションタイプではなく、スタンダードな形状のキーを採用している。アイソレーションタイプを好まない人は今でも少なくないが、SH76/Cは違和感なく受け入れられるだろう。ただ、タイプしているとキーのぐらつきを感じることが多く、タイプの感触があまりよくないのはもったいない点だ。

 SHシリーズの特徴のひとつが、タッチパッドの右横に設けられた円形の「スクロールパッド」だ。タッチパッドの右端を上下になぞることで、ウインドウの上下スクロール操作を可能としたノートパソコンは多いが、パッドサイズが小さめのモバイルノートでは、こうした機能はあまり使いやすいとは言えない。

指を置いてくるくる回すとスクロールする「スクロールパッド」。これが意外に気持ちいい動きを見せる

 それに対してスクロールパッドでは、円形の窪みに指を当ててくるくると回すと、フォーカスが当たっているウインドウが上下にスクロールする仕組みとなっている。操作感が自然な点と、スクロール速度が速くて迅速に目当ての部分を表示できるので、意外な使いやすさを実現している。さすがに「これひとつで買う」という機能ではないが、使いやすさを高めるいい工夫だ。

 本体サイズは幅321×奥行き228.5×高さ24.2~32.3mm。質量は約1.66kg。13型クラスとしては平均的なサイズと重さになっている。バッテリー性能については後述するが、公称最大11時間という駆動時間を考えると、むしろ軽いと言ってもいいくらいだ。

 特に美しさやかっこよさを追求したデザインではないが、どこで使っても悪目立ちしないので、ビジネスユースではむしろありがたいかもしれない。

本体底面。各種のフタやスリット、シールが多いため見栄えはよくない

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