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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 第49回

企画も運営も作曲もワンマンの「デPフェス!」を追う

ついに来たか、“一人ロックフェス”時代

2011年02月26日 12時00分更新

文● 四本淑三

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最後にメンバー紹介を

―― じゃあ今回のメンバーを紹介してください。そのギター陣から。

デP [TEST]さんはニコニコ動画で一番上手い人だと思いますね。バークリー(音大)卒でデPの曲が大好きという意味不明な人です。すごい趣味の悪いジーンズばかり履いていたんですけど、最近はそうでもないみたいな。



―― 鬼弦曹さんは?

デP 普段はリーマンなんですけど、ギターを持つと刻まずにはいられない、だから鬼弦曹。誰よりも正確なリズムとピッキングと重厚でメタルな感じの……ああ、なんかいい加減なことしか言えない! という要員です。shigeちゃんはですね、デPの曲をやるライブはずっとやってきたんですが、七変化の音色を持つ要員です。



―― では次にベースをお願いします。

デP ツツミは俺がフュージョンバンドをやっていた頃からずっと一緒で、とにかく上手い。ニコニコは全然やってないけど、ベースはこいつに任せておけば安心という奴です。パピヨン誠は去年の秋にニコニコ大会議でやったときに一緒だったんですけど、こいつ面白いなと思ってニコニコ動画を観たら、ヘンタイだったんですよ。



―― ニコ動でベースを弾いてヘンタイというと相当なものだと思うんですが。

デP ええと、他とは比べものにならないです! で、ドラマーのショボン。紹介は「お米が大好き」「悪の元凶」だけで大丈夫です。



―― では歌い手さんの布陣を。

デP 赤飯さんはニコ動で有名な歌い手さんで、今回思い切って声をかけてみたら快くオーケーを出していただいて。黒パンダさんは、一時期デPの曲を全部歌っていたり、昔からのファンだったら知ってる人も多いんじゃないかと思います。それからやまだんは、熱い歌声の熱い男なんですよ。



―― では女性陣を。

デP A姉さんはですね。ニコニコの最初の頃に活躍していた歌い手さんで、歌に対する取り組み方が真面目で、音域が広い曲でも器用にこなしてしまうんですね。JUNCAさんは「エアーマンが倒せない倒せない」でおなじみのTeam.ねこかん[猫]のメンバーで、声優の仕事もしていたりなんかして、電波系の歌がいかしているんですよ。



―― やはり音域の広さが重要なんですね。

デP いえ、やはり最後は人間性ですね。

―― 人間性って?

デP やっぱ挨拶ができるとかですね。

―― 基本ですね。

 この後、前代未聞の個人フェス「デPフェス!」の取材許可をお願いしたところ、デPから快くオーケーをもらった。たった3日しか取れなかったというリハの模様や、バックステージの様子など、個人でやるフェスがどのようなものか可能な限りレポートしてみたい。では皆さん、高円寺HIGHで会いましょう!



著者紹介――四本淑三

 1963年生まれ。高校時代にロッキング・オンで音楽ライターとしてデビューするも、音楽業界に疑問を感じてすぐ引退。現在はインターネット時代ならではの音楽シーンのあり方に興味を持ち、ガジェット音楽やボーカロイドシーンをフォローするフリーライター。

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