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音楽の「ナマ感」伝えたい ボーカロイドイベント主催が語る

2009年12月07日 16時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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毎回多くの来場者でにぎわうボーカロイド専門イベント「THE VOC@LOiD M@STER」。来年2月には第11回を開催予定

 初音ミク鏡音リン・レンがくっぽいどmegpoidSF-A2 開発コードmiki歌愛ユキ。これらはすべてDTM(デスクトップミュージック、パソコン上で音楽を制作すること)用の音声合成ソフト「ボーカロイド」の製品名だ。

クリプトン社の「VOCALOID2 キャラクターボーカルシリーズ01 初音ミク」

 現在、プロ・アマ問わず様々なジャンルの作家たちが、ボーカロイドの音源やキャラクターを使ってネットで作品をお披露目する、巨大な同人活動を楽しんでいる。作家たちのファンを含めれば、現在の「ボーカロイド市場」は数万人規模とも言われている。

 たとえばDTM作家はニコニコ動画に作品を投稿し、イラストレーターはpixivなどで発表する。そこで生まれた彼らのファンと、ボーカロイド専門のSNS「にゃっぽん!」で交流する。SNSをきっかけにライブが開かれることもある。

 そんなボーカロイド周りの作家とファンが一同に介して交流する、国内最大級のイベントが「THE VOC@LOiD M@STER」(ボーカロイドマスター、以下ボーマス)だ。CDに同人誌にキャラクターのコスプレ、「痛車」と呼ばれるラッピングカーの展示など出展方法は多様だ。

 その大規模なイベントを仕切っているのが「ケットコム」というイベント系情報サイトを運営する鷲見英典(すみひでのり)氏だ。ケットコムではボーマスの他にも、同人ゲームの東方Projectをモチーフにした「東方崇敬祭」といったイベントを主催している。

 鷲見氏は一体なぜボーマスを始めることになったのか。そしてその場所に集まる人々はどう変わってきたのだろうか。

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