Lenovo Ideaシリーズ大研究 第50回
AMD Athlon II X2 P360搭載機の性能を探る
Lenovo G565(2)──AMDプラットフォームの実力検証
2011年02月02日 12時00分更新
シチュエーション別CPU負荷率を測定
実際に使ってみた場合に、CPU負荷がどの程度になるのかを確認しておこう。今回は家庭での一般的な利用方法として、インターネットブラウジングのみを行なっている場合と、YouTubeでHD動画を視聴している場合、DVD再生を行なっている場合の3シーンを確認してみた。
まず、インターネットブラウジングだ。Internet Explorerを起動し、1ウィンドウ1タブでブラウジングした場合、ページ読み込み時などのピークではCPU使用率が一瞬40%程度まで届くことがあったが、ページスクロールなどの閲覧中の動作ではおおむね10%前後となった。ほとんど負荷がかかっていないといえるだろう。
次は、YouTube HD視聴を無線LAN環境下で行なってみた場合だ。1080iモードの場合、CPU使用率は30%から70%程度までの間で大きく変化した。60%強程度で動いていることが多いようだ。負荷率が低いとはいえないが、コマ落ちなどの心配はない。同じ安価なマシンでも、Atom搭載のネットブックとはまったく違うことがよく分かる。
一方DVD再生では、10%以下のCPU使用率となった。非常に安定した状態で視聴でき、DVDを鑑賞しながら他の作業をするといった場合もまったく問題なく働いてくれるだろう。
以上のようにLenovo G565は一般的な利用方法なら十分な性能を備えつつ、安価な価格を実現している。性能にインターフェースなどの点を考慮した総合的な機能性ではG560に軍配が上がるが、低価格でメイン機としても十分足りる性能を得たいという用途には問題なく答えてくれそうな1台だ。
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