Lenovo Ideaシリーズ大研究 第21回

デザインセンス抜群の21.5型オールインワンデスクトップ

IdeaCentre A310（1）─美しさを徹底したボードPC

ベンチマーク結果は？

　シンプルかつ使い勝手の良さが分かったところで、実際の性能を確認すべくWindows 7搭載のハードウェア性能指標「Windows エクスペリエンス インデックススコア」をチェックしたところ、「3.8」という結果になった。「Windows Aeroのデスクトップ パフォーマンス」によってこの結果となってしまっているが、グラフィックチップがCPU内蔵のインテルHDグラフィックスのため、相応の数値だろう。

「Windows エクスペリエンス インデックススコア」（IdeaCentre A310／40731CJ）

　最新3Dゲームで遊びたい人には力不足かもしれないが、そこまで望んでいないのなら十分な性能だ。ゲームで遊びたい場合は、家庭用ゲーム機をHDMI in端子（入力）に接続し楽しむというのもいいだろう。

　メールチェックやブラウジングはストレスはなく行なえ、ワープロソフトや表計算ソフトの利用、ネット動画視聴など、家庭での一般的な使い方ならば不満を感じることはまずないはずだ。

「IdeaCentre A310」のここに注目

　「IdeaCentre A310」（40731CJ）の特徴は、まずその美しいデザインにある。液晶一体型であることから、ディスプレーと本体がアーム部分の中で配線されており、接続ケーブルが必要なくスッキリと設置できる点も大きい。電源ケーブルをコンセントにつなぐだけで、PC初心者でも買ってすぐに使えるようになっている。

　さらにワイヤレスのBluetoothキーボードとマウス、無線LANにより本格的なケーブルレス環境を構築しやすいうえ、幅524×奥行き207×高さ396mmとサイズも手頃で、独身者が自分の部屋で利用したいという場合に購入候補となるだろう。

　またスペックの面では、インテル Core i3-350Mプロセッサー、1920×1080ドット表示対応の21.5型ワイド液晶、320GB HDDとスペックとなっており、メール、ネットブラウジング、ワープロソフトや表計算ソフトなど一般的な利用では申し分ない。USB 2.0×4、7 in 1 メディア・カード・リーダーなどインターフェース類も充実しているうえ、HDMI in端子（入力）に家庭用ゲーム機やAV機器をつないでディスプレー代わりに利用することもできる。省スペースで美しい、なおかつ扱いやすいデスクトップPCを求めるユーザーにぜひお勧めしたい。

^{※レーダーチャートは、Windowsエクスペリエンスインデックスの結果および、競合機種の原稿執筆時点での平均スペックなどを基準に編集部で独自に作成したものです。製品の特徴をつかむためにご活用ください。}

「IdeaCentre A310」（40731CJ）の主な仕様
CPU	インテル Core i3-350M（2.26GHz）
チップセット	モバイル インテル HM55 Express
メインメモリー（最大）	2GB（8GB）
メモリースロット	2（1）／PC3-10000 DDR3 SDRAM
HDD容量	320GB（2.5インチ／回転速度5400rpm）
光学式ドライブ	DVDスーパー・マルチドライブ（外付けUSB接続）
ビデオチップ	CPU内蔵（インテル HDグラフィックス）
ビデオメモリー	最大1.7GB（メインメモリーと共有）
ディスプレー	21.5型ワイド LED フルHD液晶（光沢）
解像度	1920×1080ドット
通信機能	1000BASE-TX、無線LAN（IEEE 802.11b/g/n）、Bluetooth 2.1＋EDR
インターフェース	USB 2.0×4、HDMI in（入力）×1、HDMI out（出力）×1ほか
カードスロット	7in1メディア・カード・リーダー
セキュリティ機能	スーパーバイザー・パスワード、パワーオン・パスワード
OS	Windows 7 Home Premium 64bit 正規版
Officeソフト	×：「Microsoft Office Personal 2010」搭載モデルを別途用意
本体サイズ	幅524×奥行き207×高さ396mm
重量	約7.2kg
保証期間	1年間
価格	オープンプライス

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