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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第40回

顔認証、ファイル共有、電源管理、バックアップ

IdeaPad Y560(4)──付属ソフトで快適環境構築

2010年12月23日 11時00分更新

文● エースラッシュ

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電源管理ツール「Lenovo Energy Management Software 5.0」

 「IdeaPad Y560」(0646L2J)には、電力消費量やバッテリーの充電具合を調整してくれるソフト「Lenovo Energy Management Software 5.0」も用意されている。このソフトは、キーボード上部にある電池マークのようなアイコンから起動できる。

電力スキームの切り替えはワンクリックでOK

 バッテリー消費とマシンパワーのバランスを設定する「電力スキーム」が5種類用意されており、簡単に可動モードを切り替えられるのが特徴だ。「Energy Star」、「高パフォーマンス」、「バランス」、「省エネルギー」、「スーパー省エネルギー」という電力スキームを上手く使い分ければ、より効率的なバッテリー利用が可能になる。詳細設定画面ではディスプレー輝度やHDD回転停止までの時間などを細かく設定できる。

各電力スキームの動作内容は細かく指定できる

 バッテリー自体の寿命を優先するか、駆動時間の長さを優先するかという設定も可能だ。据え置きで利用することの多い「IdeaPad Y560」なら、寿命優先設定が向いているだろう。

バッテリーの寿命と動作時間のどちらを優先するのかも指定可能だ

バックアップ&リストアソフト「OneKey Rescue System7.0」

 「データが飛んでしまった」、「HDDが壊れた」など、いざというトラブル時に助けてくれるバックアップ&リストアソフトが、「OneKey Rescue System7.0」だ。システムドライブのバックアップを簡単に行なえるうえ、リカバリ、工場出荷時状態へのリカバリ、リカバリディスクの作成などもカバーしている。

 利用方法は非常に簡単で、いったん起動したらウィザードの指示に従うだけだ。基本的にはほとんど設定や入力はいらず、[次へ]ボタンを押していくだけでよい。実際にバックアップが開始されたり、リカバリディスク作成の段階になると、あとどのくらいの時間がかかるのかも表示してくれる。

デフォルトのデータ保存先を決めて起動すると、バックアップ、リカバリ、リカバリディスクの作成が行なえるようになる

リカバリディスクはバックアップしたファイルからだけでなく、現在状態をバックアップしながら、工場出荷時設定のものも作成できる

バックアップは保存場所を指定し、メモをつけるだけの簡単操作だ

 またリカバリは、(Windows上から指定しても)再起動後にリカバリモードで実行される。また最も頼もしいのが、Windowsが起動しなくなった状態でも、電源ボタンの上にあるリカバリボタンを押せばリカバリモードで起動してくれることだ。1度でもWindows上からOneKey Rescue System7.0を起動してあれば、ここからリカバリ作業が行なえる。自分で作ったバックアップデータがない場合には、工場出荷状態でのリカバリが可能だ。

リカバリモードで起動すると、既存のバックアップ時への復旧か工場出荷時への復旧が行なえる

 古いバックアップや工場出荷状態に戻すしかない状態で試してほしいのが、「OneKey AntiVirus」だ。ウィルスやスパイウェアの駆除を行なってくれるので、それらのせいで具合が悪くなっていたシステムなら起動できるようになるかもしれない。

Windowsが起動できなくなっても「OneKey AntiVirus」を使えばウィルスやスパイウェアの駆除が行なえる


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