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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第40回

顔認証、ファイル共有、電源管理、バックアップ

IdeaPad Y560(4)──付属ソフトで快適環境構築

2010年12月23日 11時00分更新

文● エースラッシュ

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「IdeaPad Y560」(0646L2J)には、顔認証システム、ファイル共有ソフト、電源管理ツール、バックアップ&リストアソフトなどさまざまなソフトが付属している。第4回ではそれらをまとめて紹介しよう。

内蔵カメラを使いこなす「CyberLink YouCam 3」

 「IdeaPad Y560」(0646L2J)には、ディスプレー上部にウェブカメラが配置されおり、これを使うツールとして「CyberLink YouCam 3」「Lenovo VeriFace 認識 3.6」という2つのソフトが付属している。

 CyberLink YouCam 3は、内蔵カメラで撮影した画像を補整したり、エフェクトをつけたりして遊べるほか、アバターを作って自分の代わりに登場させることもできる。ビデオチャットで少しでもキレイな映像を見せたい、面白いエフェクトを付けたいという時に便利だ。また、部屋が散らかっていたり寝起きだったりと、ビデオに登場したくない時に助けてくれるアバターはとてもありがたい。

アバターを作れば顔を映さずにビデオチャットができる。アバターは首の動きや口の動きに追従してくれる

 カメラを指定時間の間だけ動かしたり、一定時間ごとのスナップショットを撮影したりという機能を利用して、監視カメラ代わりに使うことも可能だ。また、カメラを使わずにPCのデスクトップをチャット相手に向けて表示し、会議やプレゼンテーションに活用する機能も用意されている。ビジネス以外の点でも有効で、例えばPC初心者であれば、何かトラブルがあったときに自分のデスクトップの様子を上級者に伝えやすくなる。あるいは上級者であれば、トラブルの解決方法を相手に伝える際にも役立つだろう。付属カメラの使い道がないと思っている方は、ぜひ使ってみてほしい。

映像監視設定では指定時間の連続録画や、モーション関知での録画開始などを指定し、監視カメラ代わりに使うことができる

顔でログイン認証する「Lenovo VeriFace 認識 3.6」

 「Lenovo VeriFace 認識 3.6」は、ユーザーの顔を見分けて認証してくれるソフトだ。黒目の位置を基準に顔のデータを登録し、カメラで撮影した映像と比較して本人かどうかを見分ける。顔登録後は自動的にログイン時に顔認証が行なわれるため、パスワードを入力できない子供でもPCが使えるようになる。もし顔がうまく認証されなくても、登録時に設定するパスワードでログインできるので、気軽に試してみよう。

顔登録時にはメガネや防止をはずし、カメラに正対する形で座ろう。目をはっきりと見開いて首をゆっくり動かすとよい

 また、ログイン認証に使わない場合でも、Lenovo VeriFace 認識 3.6は役立つ。ログイン処理のためにWindows起動前に表示されるため、ユーザー離席中でも操作できるのだ。顔登録をしていない場合と、認証をキャンセルした場合に表示される画面で選択できる「メッセージの追加」を選ぶとカメラが起動し、動画でメッセージを残すことができる。離席中に来訪者があった場合、伝言メッセージを残すようにしてもらえば行き違いもなくなり、スムーズにコミュニケーションがとれるはずだ。

顔認証を使わなくても、ログイン画面で伝言を残してもらうことができる

別PCと簡単にファイル共有できる「Lenovo DirectShare」

 「Lenovo DirectShare」は、LAN上の別コンピュータとマイドキュメントの中身やブラウザーのブックマークを共有するソフトだ。レノボのPC同士でなくともツールをインストールすれば、簡単にLAN経由でファイルが共有できる。USBメモリーとの共有も可能だ。

レノボ製ではないPCでも、連携用ツールをインストールすればファイル共有が可能になる

 起動すると「DirectShare Serverを他のコンピュータにインストールします」というメニューが表示される。これを選択してウィザードに従えば、USBメモリーを使って他PCに共有用のツールをインストールできる。後は何を共有したいのかを指定すればOKだ。

 基本的な選択肢は、マイドキュメント内のメディアファイル類およびブラウザーのブックマークだが、「その他」から指定すればさまざまなファイルが指定できる。

ドキュメント、画像、音楽、動画の共有はアイコンを選ぶだけで簡単に行なえる

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