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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第10回

IdeaCentre B305 (2)──地デジ視聴・録画を体験

2010年12月10日 12時00分更新

文● シバタススム、写真●篠原孝志(パシャ)

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前回に引き続き「IdeaCenter B305」を徹底的に解剖していきたと思う。今回は地デジ機能について詳細を見ていこう。

地上デジタル放送をB305で観る

 IdeaCentre B305のテレビ機能は、地上デジタル放送向けのシングルチューナーを搭載したベーシックなタイプだ。

 とはいえ地デジチューナーは周辺機器として単体で購入すると1万円前後は掛かるため、実売8万円前後のPCで初めから内蔵しているのは嬉しいところだ。

 PC用の地デジチューナーでは、視聴ソフトがメーカーが開発した独自のものと、Windows 7のメディアセンターに搭載されている「MediaCenterテレビ」を使う2つのパターンがあるが、本機は後者のMediaCenterテレビを使う方式だ。

 このMediaCenterテレビを使ったテレビ機能としては以下のことができる。

  • 地デジ番組のリアルタイム視聴
  • データ放送の閲覧
  • 番組表の閲覧
  • 予約録画
  • 録画番組の視聴

 まず初期セットアップとして、右側の側面にB-CASカードを挿入し、背面のF栓端子にアンテナケーブルを接続する。

青色のB-CASカードは本体の右側面に入れるための場所がある

 蛇足だが、初めて地デジの受信機を導入する場合には、アンテナに地デジの電波が来ているか確認しよう。2011年の完全移行を控えて、各地で地デジが受信できるように準備が進められているが、集合住宅の一部にはまだ準備が整っていない場合もある。念のため購入の前に管理業者などに確認しておくのがお勧めだ。もし、部屋の外に遮蔽物の少ない窓がある場合には、室内アンテナなどでも受信できることがある。

 次に「テレビ設定」から初期設定を行う。初期状態では受信地域とチャンネル情報が入っていないため、これを設定しなければテレビを観ることができない。設定は基本的には画面に出てくるウィザードに従って進めていけば完了する。なお、途中でインターネット経由で追加ソフトをインストールする必要があるので、ネット回線も用意しておこう。

初期設定の流れ

まずは視聴する国の設定。初期状態で「日本」が選択されているため、「はい、この地域でテレビ放送を受信します」を選択すればよい

設置した場所の郵便番号を入れる

テレビガイドを使うときのサービス条件について書かれた条文。「同意する」にチェックを入れる

Windows 7が著作権保護コンテンツを扱うための追加ソフト「Microsoft PlayReady PCランタイム EULA」がダウンロードしつつインストールされる。「同意する」にチェックを入れて次に進む

チューナーの検出画面。地上デジタル放送のチューナーが1つ検証されたら。「はい」を選ぶ

住んでいる都道府県を選択する。これによって、地域ごとのチャンネルが自動的に設定される

チャンネルを検出するのに使うチューナーが一覧になって表示される

アンテナ線からチャンネルを自動的に検出し、検出した個数と放送局名が表示される

チャンネルの検出が終了すると初期設定は完了。「完了」ボタンを押す

 これで初期設定が完了する。完了後はMediaCenterテレビからテレビを観ることができる。

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