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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第4回

レノボ謹製の実用ツール群を使いこなす

IdeaPad Z560(4)─顔認識や無線LANを便利に使う

2010年12月10日 12時00分更新

文● エースラッシュ

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電源管理ツール「Lenovo Energy Management Software 5.0」

 電力消費量やバッテリーの充電具合を調整してくれるツールが「Lenovo Energy Management Software 5.0」だ。キーボード奥のタッチパネルから起動できる。

「Lenovo Energy Management Software 5.0」は、キーボード上部にあるタッチパッドの一番右のボタンで起動できる

 電池イラストの下にあるボタンを押すと、バッテリー消費とマシンパワーのバランスを設定する「電力スキーム」が選択できる。「Energy Star」、「高パフォーマンス」、「バランス」、「省エネルギー」、「スーパー省エネルギー」という5種類のスキームが用意されている。

電力スキームを切り替えて、最適な状態での利用が可能だ

 モードを選択した状態で「詳細設定」を押すと、さらに細かな設定が選べる。

 Energy Star/高パフォーマンス/バランス/省エネルギーの4スキームではディスプレーの輝度やディスプレーオフになるまでの時間と、システムがスリープに入るまでの時間やハードディスク回転停止までの時間のみを設定できる。スーパー省エネルギースキームでは、さらに詳細設定として色品質などの指定も可能だ。

バッテリーの作動時間と、バッテリー自体の寿命のどちらを優先するかも設定できる

 また、バッテリーの作動時間とバッテリー自体の寿命のどちらを最適化するか(優先するか)という設定もできる。IdeaPad Z560の場合は常時持ち歩くモバイル機ではないため、バッテリー寿命の最適化を選択した方が良いだろう。

メディアファイル共有ソフト「Lenovo DirectShare」

 「Lenovo DirectShare」は、USBメモリーあるいはLANを介して、別のPCとマイドキュメントの中身やブラウザーのブックマークを共有するためのツールだ。何を共有するのかは指定可能で、共有のタイミングも指定できる。

共有したいデータの設定は細かく指定できる。基本的にはマイドキュメントの中身とブラウザーのブックマークだ

 また、レノボのPC同士でなくとも、IdeaPad Z560を「親」としたデータ共有が可能だ。IdeaPad Z560にUSBメモリーを挿していない状態で「Lenovo DirectShare」を起動すると、「DirectShare Serverを他のコンピュータにインストールします」というメニューが表示される。USBメモリーにLenovo DirectShareをコピーし、同期させたいパソコンにインストールすればOKだ。

 同一のLANに接続しているPCなら、これだけでファイルを共有できるようになる。

レノボ製ではないPCにも子となるアプリはインストールできる

 注意点は、あくまでもIdeaPad Z560を親とし、USBメモリーやほかのPCは子として親に接続するため、子同士、つまりUSBメモリーと別PCのファイル同期はできない。

 使い方としては、家庭内で複数PCを利用している場合などにIdeaPad Z560を元に情報を共有。どのPCからでも好きな音楽を再生するといったものや、お気に入りのウェブサイトを閲覧するといったことが考えられるだろう。

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