Windows 7エクスペリエンスインデックスを使って基本性能をチェック
ここまでIntelプラットフォームにおけるおすすめの構成を紹介してきたが、Windows 7エクスペリエンスインデックスを使って、その性能をチェックしていきたい。
Intel プラットフォームマシン構成一覧表 | ||||
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GPU別マシン構成 | GeForce GTX 480 | GeForce GTX 460 | Radeon HD 5850 | Radeon HD 5770 |
CPU | Intel「Core i7 870」 | |||
マザーボード | ASUSTeK「P7P55D-E」 | |||
メモリ | CORSAIR「CMX4GX3M2A1600C9」 | |||
ビデオカード | EVGA「GeForce GTX 480」 | PALIT「GeForceR GTX 460 Sonic Platinum」 | ASUSTeK「EAH5850 DIRECTCU TOP/2DIS/1GD5」 | MSI「R5770 HAWK」 |
SSD | CORSAIR「CSSD-F120GB2-BRKT」 (有り/無し両方で計測) |
- | CORSAIR「CSSD-F120GB2-BRKT」 (有り/無し両方で計測) |
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HDD | WESTERN DIGITAL「WD20EARS-00MVWB0」 | |||
OS | Windows 7 HomePremium 64bit | |||
グラフィック ドライバ |
GeForce Driver 258.96 | ATI Catalyst 10.8 |
今回もビデオカード以外は同じ構成としている。また上位構成においてはSSDの有無によって性能の違いを確認するため、SSD、HDDそれぞれからOSを起動してスコアを計測している。この構成でWindows7エクスペリエンスインデックスを計測した結果は以下の通り。
CPUの結果は7.5で、奇しくも前回の「Phenom II X6 1090T Black Edition」を採用した構成と同じとなった。この結果から見ると、Windows 7を使う上では両CPUはほぼ同等の性能と考えていいだろう。
またプライマリHDDの結果を見るとSSDを採用したシステムで7.6、HDDを採用したシステムで5.9と前回と同様WindowsエクスペリエンスインデックスではSSDの効果が非常に高いことがよくわかる。
それ以外の結果は全て7.0以上ということで、どの構成でもWindows7は快適に使えるシステムとなっている。
3D MarkVantage
次は、定番ベンチマークソフト「3D Mark Vantage」を使って性能を確認した。今回も前回と同様「Performance」と「Extreme」を標準プリセットにて計測を行なった。NVIDIA製ビデオカードについてはPhysXオンで計測しているため、GPUスコアも併せて掲載している。
今回チェックした4製品のなかでは、Performanceで21000を超え、Extremeでも10000に迫る「GeForce GTX 480」が頭一つ飛び抜けた結果となった。
また、PALIT「GeForce GTX 460 Sonic Platinum」もミドルレンジGPUとしては非常に優秀。GPU単体の性能でも価格帯で上位となる「Radeon HD 5850」とほぼ同等で、大幅なオーバークロックの効果が如実にでているといえる。
「Radeon HD 5770」については「GeForce GTX 480」の半分程度、「GeForce GTX 460」や「Radeon HD 5850」と比較しても7割弱と大きく溝を開けられる結果となった。
またSSDとHDDの起動ドライブの違いによるスコアの変化は見られず、ディスクアクセス速度の違いがスコアに影響しないことがわかる。
(次ページへ続く)