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最新ゲームPCのオススメパーツ構成とは?【Intel編】

2010年10月06日 13時00分更新

文● 池座 優里

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ファイナルファンタジーXIVオフィシャルベンチマーク

ファイナルファンタジーXIVオフィシャルベンチマーク。既に試しているユーザーも多いことだろう。ベンチマークの数値が、ゲームがどの程度快適にプレイ出来るかの目安になっている

 次に「ファイナルファンタジーXIVオフィシャルベンチマーク」を使って性能を計測してみた。テスト条件は前回のAMD編と同じで、キャラクターは「ヒューラン(男)」で統一してテストを行なった。

「ファイナルファンタジーXIVオフィシャルベンチマーク」の起動ダイアログ。キャラクターは「ヒューラン(男)」で統一した

 なお、ベンチマークの数値は、ゲームがどの程度快適にプレイ出来るかの目安となっている。オフィシャルサイトによると以下のようにまとめられているので、こちらも事前に確認しておく。

ファイナルファンタジーXIV 動作目安
8000~ 非常に快適 非常に快適に動作すると思われます。お好みの設定でお楽しみください。
5500~7999 とても快適 とても快適な動作が見込めます。描画クオリティを高めに設定しても、とても快適に動作すると思われます。
4500~5499 快適 快適な動作が見込めます。描画クオリティを高めにしても快適に動作すると思われます。
3000~4499 やや快適 標準的な動作が見込めます。余裕が有れば描画クオリティの調整をお勧めいたします。
2500~2999 普通 標準的な動作が見込めます。
2000~2499 やや重い ゲームプレイは可能ですが、処理負荷によっては動作が重くなりますので、その場合はコンフィグにて調整する事をお勧めいたします。
1500~1999 重い ゲームプレイは可能ですが、全体的に動作が重く感じられます。コンフィグで調整をした場合でも、あまり改善は見込めません。
1500 未満 動作困難 動作に必要な性能を満たしていません。

「FINAL FANTASY XIV OFFICIAL BENCHMARK」(単位:Scoce) better→

 「ファイナルファンタジーXIVオフィシャルベンチマーク」(以下:FF XIVベンチ)では「Radeon HD 5850」が「GeForce GTX 480」を押さえて最も良い結果となった。
 また、スコアを確認すると「Radeon HD 5850」、「GeForce GTX 480」ともLOW設定では5500を上回り「とても快適」。一方、HIGH設定では両方とも4000を上回る程度で「やや快適」だった。
 「FF XIVベンチ」のLOW設定は、1280×720ドットと決して低い解像度ではないため、敢えてLOW設定を選択して高画質な設定でゲームをプレイするありかもしれない。
 一方ミドルレンジの環境では「Radeon HD 5770」がかなり健闘し、LOW設定ではわずかながら、オーバークロックモデルの「GeForce GTX 460」を超える結果となった。HIGH設定ではさすがにスコアが逆転するものの、価格差を考えるとよく健闘しているといっていいだろう。
 両方ともLOW設定では「快適」、HIGH設定では「普通」ということで、LOW設定ならある程度画質設定を上げた状態でも遊べるレベル。一方、HIGH設定では通常画質の設定までということになるだろう。
 またSSDとHDDの違いについては、3D MarkVantageと同様でスコアに変化は見られなかった。

BIOHAZARD5ベンチマーク

BIOHAZARD5ベンチマークではDirectX9バージョンとDirectX10バージョンが用意されている。今回はDirectX10バージョンを使ってベンチマークを行なった

ベンチマーク結果。フレームレートの推移がグラフで表示されると共に、フレームレートの平均値とランクが表示される

 続いてDirectX10世代のゲームタイトル代表として、「BIOHAZARD 5 ベンチマーク」を使って計測を行った。計測した解像度は1920×1080ドットと1280×720ドット、モーションブラーをオン、アンチエイリアスを4X、影品質、テクスチャ品質、画面クオリティはすべてHIGHに設定している。

「BIOHAZARD5」(単位:fps) better→

 前回のAMDプラットフォームの場合は、おそらくCPUがボトルネックとなって90fps前後で頭打ちとなっていたが、今回の結果ではそれを大きく上回る結果となった。
 1280×720ドットでは、一番スコアの悪い「Radeon HD 5770」でも100fpsを超え十分快適に遊べる結果に。
 また、1920×1080ドットでは、「Radeon HD 5770」の落ち込みが激しいがそれでも60fpsは超えており、今回紹介した構成であればいずれのパターンを選択しても「BIOHAZARD5」は快適に遊べるPCに仕上がるはずだ。
 SSDとHDDの違いについては、こちらも誤差の範囲内の違いでベンチマーク結果に影響しないと言っていいだろう。

(次ページへ続く)

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