キヤノンから、ミドルクラスのデジタル一眼レフカメラ「EOS 60D」が9月下旬に発売される。予想実売価格はボディのみで13万円前後となる。
「EOS 50D」の後継となる60Dは、EOSでは初めてバリアングル液晶モニターを搭載。同社「PowerShot G11」と同じ横開きタイプで、様々な角度で画面の確認が可能になった。
液晶は3型(104万ドット)で、画面比率が撮影画像と同じ3:2となり、写真をフル画面で表示できるようになった。なお、ライブビュー使用時は撮影画像のアスペクト比(1:1/3:2/4:3/16:9)を変更することも可能だ。
さらに液晶モニターとファインダー、およびインジケーター表示パネルで確認可能な電子水準器を搭載。±9度の傾きを確認できる。
撮像素子はAPS-CサイズのCMOSセンサーで、画素数は従来の1510万画素から1800万画素にアップしている。ISO感度も従来は100~3200、拡張で6400、12800に対応していたが、60DではISO 6400まで、拡張で12800に対応する。
AEは上位機種の「EOS 7D」でも採用されている、63分割「iFCL」測光センサーを搭載。AF測距点は9点で、全点クロス(中央F2.8対応)となる。連写速度は従来の約6.3コマ/秒から約5.3コマ/秒にダウンしている。
なお、記録メディアは従来のCFカードからSDメモリーカードに変更になっている(SDHC、SDXCに対応)。