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8月発売の「EOS 70D」はCMOSセンサーがスゴイ!

2013年07月02日 13時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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「EOS 70D」

「EOS 70D」

 「EOS 60D」から登場から約2年。キヤノンから、EOSシリーズミドルクラスのデジタル一眼レフ「EOS 70D」が発表された。8月29日発売予定で、ボディーのみの予想実売価格は13万円前後となる。

新センサーによる「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載

新センサーによる「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載

 最大の特徴は新開発のCMOSセンサーによる「デュアルピクセルCMOS AF」。CMOSセンサーの中央部(四方80%)の領域で、1画素に2つのフォトダイオードを搭載。それぞれが取り込んだ光(映像信号)を元に位相差AFを行なうため、コントラストAFを使うことなく最終的な合焦まで行なえる。

 結果的にはAFが迷うことなく、ライブビュー撮影時でもファインダー撮影と同等の速度でピント合わせができるという。

 ちなみに、従来の「ハイブリットCMOSセンサー」は、撮像用画素のほかに位相差AF用の画素をセンサー内に配置していた。

 従来の「EOS 60D」と比較すると、センサーの解像度は1800万画素から2020万画素となり、画像処理エンジンもDIGIC 4からDIGIC 5+に進化している。

 連写速度も秒間5.3コマから7コマとなったほか、AF測距点が9点から19点(全点クロス)に、感度設定が常用でISO 100~6400から、ISO 100~12800まで設定可能になった(拡張設定も従来の最大ISO 12800から25600まで設定できる)。

 上位機種の「EOS 7D」などに搭載されている距離・水平・垂直方向追従型AFの「AIサーボAF II」や、フルサイズセンサー搭載の「EOS 6D」に搭載されている「HDR」「多重露光」といった撮影モードも新たに搭載。さらに現在は(同社の一眼レフでは)EOS 6Dのみに搭載されている無線LAN機能も内蔵する。

背面モニターは可変式。水平方向に開き、さらに垂直方向に回転。自分撮りもできる

背面モニターは可変式。水平方向に開き、さらに垂直方向に回転。自分撮りもできる

 背面液晶はタッチパネルとなっており、サイズは3型(104万画素)。さらに可動式になっている。本体サイズは幅139×奥行78.5×高さ104.3mmで、本体のみの重量は675gだ。

レンズキットは、「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM」が付属するキットが14万円前後、「EF-S18-153mm F4-5.6 IS STM」レンズが付属するキットが17万円前後となる。どちらもステッピングモーター搭載レンズで、AFなどの動作音が静かで動画撮影などにも使えるのが特徴だ。

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