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新Liveは、ビジネスを変えるクラウドになるか? 第4回

Windows 7を強化し、既存サービスの潜在力も上げる

マイクロソフトに聞く、次世代のWindows Liveが目指すこと

2010年08月05日 09時00分更新

文● 後藤宏

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Hotmailを中心にネットサービスがつながる

── 新しくなったWindows Liveのサービス&ソフトウェアでもっともオススメは?

内河 「今回のバージョンアップでは、それぞれのサービスの具体的な使い方が見えてきて、このサービスをこう使ってみようとか、あのサービスはこんな風に使えるよねといった、ワクワク感があります。1ユーザーとしても、嬉しさを感じているんです。

YouTubeのプレビュー機能。URLのリンクから自動的にサムネイルを取得。ブラウザー上でシームレスに再生できる

 そういった意味では、すべてをおすすめしたいですね(笑) ただ、一番となるとやはりHotmailです。メールの検索や管理などがしやすくなったなど機能面の強化も魅力なのですが、各サービスやソフトウェアとスムーズに連携して“ウェブメール”だけにおさまらない、クラウド環境を実現しています。

 Liveサービスは、新しいHotmailを中心にさまざまな使いこなしが可能になります。メールを使っていただくのはもちろんなのですが、これを機にほかのサービスも、すべてフル活用していただきたいなと思います。そのうえで、自分なりの使い方を発見していただけたらうれしいですね!」

ネットサービスで何が使われているかをまとめた調査。Hotmailに代表されるコミュニケーションの割合は高く。全体の3割程度。新Liveでは、特にこの部分に注力して強化した

 一連のLive/Essentialsの中でも、いち早く新機能の実装が始まっているHotmailの新しいインターフェースは、7月以降すべてのユーザーに向けて提供が開始されている。また、今秋にはOffice Web Appsもほとんどのユーザーが利用可能になる予定だという。

 並行して、Essentialsで提供しているソフトウェアの正式版も、順次登場していく。クラウドを取り込んだ新世代のWindows Liveで、ビジネスをより効率よく、よりスピーディに進めてほしい。

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