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新Liveは、ビジネスを変えるクラウドになるか? 第4回

Windows 7を強化し、既存サービスの潜在力も上げる

マイクロソフトに聞く、次世代のWindows Liveが目指すこと

2010年08月05日 09時00分更新

文● 後藤宏

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LiveやEssentialsは、Windowsとどう関連していくのか、どんな新たな使い方が実現していくのか。マイクロソフト オンラインマーケティング本部Windows Live/Mobileグループで、プロダクトマネージャーを務める内川 恵氏に聞いた

 ここまで紹介してきた『Windows Live Hotmail』(以下、Hotmail)や『Windows Live Essentials』(以下、Essentials)は、マイクロソフトが、Windows Liveのブランドで提供しているサービスやアプリケーションだ。

 今回は2008年冬以来、約1年半ぶりの大規模なバージョンアップが年末にかけて適時進められていく。画期的な新機能が追加されたり、より機能性が向上したり、Windows Liveを根底から改変している印象が強い。

 そこで、今回のバージョンアップの狙いがどこにあるのか、マイクロソフトのオンラインマーケティング本部Windows Live/Mobileグループでプロダクトマネージャーを務める内河 恵氏に聞いた。


Windows 7の機能を補うもの、それがLiveとEssential

── 新しいWindows LiveとWindows 7はどのような関係性を持って進化していくのでしょうか?

内河 「Windows Liveは、Windowsユーザーにとって最適なサービスおよびソフトウェアを提供することが基本的な目的です。今回のバージョンアップでは、とくにWindows 7とのベストマッチということを意識しています。

 ご存知の通り、Windows 7にはメールソフトや画像管理ソフトなどが付属していません。その部分をWindows Liveで補いつつ提供していこうという考え方です。

SkyDrive内に保存した画面をHotmailでプレビューしているところ。シームレスな連携で、用途の幅が確実に広がった

 従来までのバージョンアップと違うのは、割合独立していたそれぞれのサービス/ソフトウェアを、Hotmailを中心につなげていっている点です。『Microsoft Office 2010』と連携したり、『Windows Live SkyDrive』と連携したり、クラウドを強く意識したカタチになっている点も注目してほしい部分です」

── 確かに、今回のバージョンアップでは、『Office Web Apps』と連携してHotmail上からシームレスにドキュメントデータを編集できたり、SkyDriveと連携して、10GBにも及ぶデータを手軽に送信できる仕掛けを用意するなど、クラウドの利便性を積極的に取り込んだ新機能が目立ちますね。

内河 「例えば、SkyDriveでは従来から25GBという膨大な保存スペースを用意していました。しかし、そのスペースをどう活用していくかという提案は、あまりできていなかったと思います。

 確かにたくさんの画像を保存できるけど、それがどう便利に使えるのか、保存したデータをどう活用していくかの訴求が足りなかったと感じています。

Hotmailでは各種ファイルのプレビュー機能が充実している。例えばPowerPointのデータを自分宛てに送信しておけば、出先などで知人にパソコンを借りて、その場でプレゼンを開始するといった使い方も

 ここでOffice Web Appsが使えるようになると、単純にドキュメントファイルを保存するのはもちちろんなのですが、SkyDrive上のファイルを直接編集することもできるようになります。ワイヤレスWAN回線を備えたPCでしたら、本当にいつでも、どこでも、必要なデータへアクセスできるようになってしまいます。

 これは仕事のスタイルを劇的に変えると思いますね。……まあ、いいことばかりではなくて、ゆっくりできるのは『出張で米国の本社に向かう飛行機の中だけ』なんて状況にもなってしまいますが(笑)」

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