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狙うはプロ級!? ニコン「D300S」で撮影スキルを鍛え直す 最終回

ミラーレスじゃないデジタル一眼レフの魅力

2010年06月24日 12時00分更新

文● 小林 伸、撮影協力●クラーク記念高校秋葉原ITキャンパス

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ニコン「D300S」(ボディのみの実売価格は15万円前後)

ニコン「D300S」(ボディのみの実売価格は15万円前後)を使って春から開始した本連載も今回が最終回

 10回に渡ってお届けしてきた本連載も、今回が最終回である。ホワイトバランスにはじまり、露出補正や絞り、AFモードの使い分け、「ピクチャーコントロール」による色調調整など、まだ足りない部分もあるが、一応ニコン「D300S」を使いこなすための一通りのことは書いたつもりだ。

 ただ、そんな私の記事を尻目に、編集者Hは「ここまで教わってきてなんですが、夏に向けて買うならミラーレス一眼も魅力的ですよね」と言う。確かにコンパクトでレジャーのお供などの持ち運びに便利そうだが、「デジタル一眼レフ」だからこその魅力もある。

 ということで最終回にあたり、コンパクトデジカメやミラーレス一眼にはないD300S(というか、デジタル一眼レフ)の魅力について語ってみたい。


レンズ交換で新しい写真の楽しみ方を知る

連載8回で使ってみたフィッシュアイレンズ「AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED」(左)。右のような写真が撮れる

 まずはコンパクトデジタルカメラではなくD300Sのような一眼レフを選択する理由とは何だろう。1つにはレンズ交換ができることだろう。メーカーにもよるが数十本もあるレンズラインナップの中から自分の使用用途にあったレンズを必要に応じて交換して使用することができる。

 本連載でも紹介した魚眼レンズから、連載では紹介できなかったような超望遠レンズまでメーカーが用意しているレンズの種類は多岐に渡る。そのどれもが一台のカメラで状況に応じて交換して使うことができる。

前回紹介したタムロン「AF18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC LD Aspherical [IF] MACRO Model B003」(左)とニコン「AF-S DX NIKKOR 18-200G VR II」(右)。18-270mmがあればかなりのシーンに対応できる

前回紹介したタムロン「AF18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC LD Aspherical [IF] MACRO Model B003」(左)とニコン「AF-S DX NIKKOR 18-200G VR II」(右)。18-270mmがあればかなりのシーンに対応できる

 初心者であれば、慣れないレンズ交換はできるだけ避けたいと思うかもしれない。それであれば最初は前回紹介したような、広角から望遠まで使える高倍率ズームレンズとのセットから始めたらいい。

 使っているうちにだんだんその先の世界を見たくなり、実際にレンズ交換を何度か行なえば、それほど手間でもなんでもないことに気づくはずである。

連載4回ではマクロレンズも使った。写真は「Ai AF Micro-Nikkor 200mm f/4D IF-ED」(左)、「AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR」(右)

連載4回ではマクロレンズも使った。写真は「Ai AF Micro-Nikkor 200mm f/4D IF-ED」(左)、「AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR」(右)

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