編集Hが「そろそろ風景を撮りたいんですけど、向いているレンズは?」と聞いてきた。レンズキット付属の「AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II」(以下18-200mmVRII)は広角27mm望遠300mm相当(35mmフィルム換算)の画角を持っているので大抵の風景撮影には対応できるはず。
では何に不満を持っているのか?
「もっと広く写したいんですよねぇ」
なるほど広角レンズが欲しくなってきたわけだ。
D300SのDXフォーマット(APS-Cサイズ相当)ではレンズの焦点距離に対して実際の写る範囲は1.5倍の焦点距離のレンズと同等になる。18-200mmVRIIの広角側が27mm相当になると書いたのもそのためだ。
27mmでも広角レンズとしては十分な画角ではある。それよりもっと広い画角を求めて超広角レンズを探そうとすると意外と選択肢が少ない。
「AF-S DX Zoom-Nikkor 12-24mm f/4G IF-ED」(以下12-24mm)か「AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED」(以下10-24mm)、さもなければ歪むのを覚悟して「AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED」(以下10.5mmフィッシュアイ)ということになり、ズームレンズが2本と特殊レンズともいえるフィッシュアイレンズが1本のみである。
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