何より成熟した技術がデジタル一眼レフの魅力
最近人気のあるミラーレス一眼は、スナップ撮影には向いていると思う。しかし、写真はスナップがすべてではなく、ネイチャーやポートレイトなどさまざまな使い方がある。
ミラーレス一眼も対応はできるとしても、それぞれで使いやすいと言うまでには熟成されていないように思う。まだ新しい分野のカメラであり、十分熟成された技術で作られたデジタル一眼レフを選択するのもまたひとつの手である。
この連載で使用してきたニコンD300Sは、そういう意味でフィルムカメラの頃から築き上げて来た一眼レフの技術と、デジタル時代になってから「D1」以降(その前から富士フイルムと共同で“E2/E2S”なども出している)のデジタルカメラのノウハウの両者が高次元でバランスよく融合したデジタル一眼レフだと感じた。
一眼レフという製品のカテゴリー自体にはもうユーザーに向けた目新しさはないのかもしれないが、それだけ熟成された製品カテゴリーだといえる。そんなデジタル一眼レフでこの夏、心に残る写真撮影にチャレンジしてみてもいいのではないだろうか。
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