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さらに強化された省電力機能がポイント

LED AQUOS「SE1」 普及機ながら機能は充実! 

2010年03月17日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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「ムーブセンサー」が人の動きを検知しないときの動作を設定する画面。画面設定では、「映像なし/あり」を設定可能。画面の消画などをするまでの時間や、その後電源をオフにするまでの時間もそれぞれ細かく設定できる

「ムーブセンサー」が人の動きを検知しないときの動作を設定する画面。画面設定では、「映像なし/あり」を設定可能。画面の消画などをするまでの時間や、その後電源をオフにするまでの時間もそれぞれ細かく設定できる

省エネ機能を中心に数々の新機能が盛り込まれた

 LED AQUOSの普及モデルと言えるSE1シリーズだが、基本的な構成としては、次世代液晶パネル+LEDバックライトはLX1と同等。高画質機能が一部省略されており、3ウェイ6スピーカー構成のARSSスピーカーシステムも、コンベンショナルなステレオスピーカーとなっているが、画質の実力はほぼ同等と言えるものになっている。

 もちろん、高画質回路も「高画質マスターエンジン」で、メニュー操作などは画面を見ながら行なえる「モーションガイド」にも対応している。

 これに加えて、SE1シリーズで新規に採用されたのが、ムーブセンサーによる省エネ機能だ。ソニー「BRAVIA」が先行している「人感センサー」と同じく、赤外線センサーでテレビの前の人を検知し、テレビの前から人がいないときには画面を消灯して電力消費を抑えるものだ。

 シャープならではと言えるのが、テレビの前の人がいなくなったり、寝てしまった時など動きがなかったりするときに、自動的に消画するのではなく、設定で「映像あり」と「映像なし」を選択できるところ。

「ムーブセンサー」の動作を確認できるテスト画面。動きに対する感度やセンサーが感知できる範囲の確認ができる。左は人の動きを感知していることを示す表示で、人が居なくなると(動かずにじっとしていると)右のような表示になる

 「映像あり」は、例えばキッチンで料理をしながらテレビを見たり、本を読みながらテレビをつけっぱなしにしておく「ながら視聴」に対応したもの。一人暮らしの人など、テレビを見ているわけではないが、テレビの画面が消えてしまうと寂しいという人のための心配りだ。

「照明オフ」連動の設定画面。ムーブセンサー連動を選ぶと部屋が暗くなり、かつ人が居ないときだけ電源を切るようになる

「照明オフ」連動の設定画面。ムーブセンサー連動を選ぶと部屋が暗くなり、かつ人が居ないときだけ電源を切るようになる

 このほか、部屋の照明が消えると自動で電源を落とす「照明オフ連動」機能も備える。これはうっかりテレビの電源を消し忘れたときの便利機能だが、ムーブセンサーに連動するので、テレビの前に人がいるときは電源を落とさないようになっている。このため、映画鑑賞時などの部屋を暗くして視聴することが多い人も安心して使えるだろう。

 また、省エネ関連の新機能としては、明るさセンサーによる電力消費の低減の度合いを青葉のマークで表示することもできるようになった。こうした新機能により、省エネ性能はトップクラスの年間消費電力で118kWh/年を実現している。

部屋の明るさに応じて自動で画面の明るさが調整されるが、その時に電力消費の度合いが画面に表示される

部屋の明るさに応じて自動で画面の明るさが調整されるが、その時に電力消費の度合いが画面に表示される

 このほか「好画質センサー」も継続採用となっている。部屋の明るさや照明の種類、テレビ番組のジャンルや映像内容によって、自動で画質を最適に調整できる。簡単な設定で、画質(スポーツ/ビデオ/映画)と音質(中央/低音・高音)の好みを反映させられることが特徴で、初期設定時にわかりやすく設定できるので、初心者も手軽に使える。

初期設定時の「お好み画質・音質」の画面。設定すると自動的に画質モードが「標準」から自動画質調整を行なう「ぴったりセレクト」に切り替わる

初期設定時の「お好み画質・音質」の画面。設定すると自動的に画質モードが「標準」から自動画質調整を行なう「ぴったりセレクト」に切り替わる

「お好み画質」設定の「スポーツ」のときの設定画面。3つの映像の中から最も好ましいものを選択するだけで完了できる。ほかに「ビデオ」と「映画」がある

「お好み画質」設定の「スポーツ」のときの設定画面。3つの映像の中から最も好ましいものを選択するだけで完了できる。ほかに「ビデオ」と「映画」の設定がある

「お好み音質」設定の画面。左は中音(人の声)の聞こえ方を選択できる。スピーカーから聞こえるデモ音声を聴きながら好ましい音を選ぶ。右は音楽のデモ音声を聴きながら、高音/低音のバランスを選ぶ

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