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BD+HDD内蔵モデルと外付けHDD対応モデル

録画機能を強化した「LED AQUOS」2機種が登場

2010年08月24日 11時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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LED AQUOS「DR3」(左)と「DZ3」(右)

 シャープはテレビ録画が可能な「LED AQUOS」2機種を発表した。今回発表されたのは、BDドライブと500GB HDDを内蔵する「DR3」シリーズと、外付けUSB HDDへの録画に対応する「DZ3」。

 DR3は40V型(予想実売価格25万円前後)と32V型(同18万円前後)の2モデルを用意。DZ3は52V型(同35万円前後)、46V型(同27万円前後)、40V型(同18万円前後)、32V型(同15万円前後)、26V型(同11万円前後)、20V型(同9万円前後)の6モデルを用意する。発売は、DR3および32V型以上のDZ3が10月、26V型以下のDZ3が9月の予定。

DR3の背面。出っ張った部分の中にHDDが垣間見れる

DR3の背面。出っ張った部分の中にHDDが垣間見れる

 従来のBDドライブ内蔵テレビ「LED AQUOS DX3」シリーズは、HDDは内蔵していなかった。DR3はHDDを内蔵したことで録画した番組のダビングやシーン削除、チャプター分割といった編集が可能になった。

 録画はDRモードではもちろん、最大8.5倍の長時間モードでも行なえる。8.5倍で録画すると内蔵HDDに約380時間記録することができる。

DZ3は外付けHDDをUSBで接続することで録画が可能。USBハブを利用すれば4台まで接続できる

 一方、DZ3はUSBハブを使用することで最大4台の外付けHDDを接続することが可能。ユーザーがよく見る番組および同ジャンルの番組を学習しリスト表示する「常連番組表」も搭載し、リストされた4時間分の番組を自動で録画する「常連番組自動録画」機能も利用できる。なお、録画モードはDRのみとなる。

番組表から番組を選ぶと即録画予約される

番組表から番組を選ぶと即録画予約される

番組表から録画予約した番組を再び選ぶと詳細設定画面が表示される

番組表から録画予約した番組を再び選ぶと詳細設定画面が表示される

 どちらもデジタル放送視聴中に「録画」ボタンを押すと録画がはじまるが、番組が終了すと録画も自動的に終了する「番組ぴったり録画」機能を搭載する。

エッジライト式バックライトを採用する2機種。それ以外は直下型だ

エッジライト式バックライトを採用する2機種。それ以外は直下型だ

 DR3と32V型以上のDZ3は直下型LEDバックライトを採用(26V型以下のDZ3シリーズはエッジライト式)。DR3では500:1のシネマコントラスト(BD/DVDソフトの再生時における、全白信号での画面最大輝度と全黒信号での画面最小輝度の比率)を実現している。

 両機種ともDLNA(DTCP-IP)に対応し、ネットワーク経由でほかの機器(DLNAサーバー)に保存された動画を視聴できる。また、USBの無線LANアダプターを接続することができ、ネットワークを無線化できる。ちなみに、USBストレージデバイスにも対応しており、保存されている静止画や音楽の再生が可能だ。

ピクチャーインピクチャーで小画面をどのように置くかを設定できる

ピクチャーインピクチャーで小画面をどのように置くかを設定できる

 DR3はBDコンテンツとテレビ放送を、DZ3は外部入力とテレビ放送を2画面表示することができる。その際、ピクチャーインピクチャー(画面の上に別の小画面を重ねて表示)かピクチャーバイピクチャー(画面サイズを小さくして並べて表示)を選択できる。さらにピクチャーインピクチャーの場合は小画面をどこに表示するかを自由に設定できる。

HDMIのARCの設定

HDMIのARCの設定

 そのほか、HDMIがARC(オーディオリターンチャンネル)とコンテンツタイプに対応。ARC対応のAVアンプとケーブル1本で接続できたり、外部機器で再生中のコンテンツの情報を取得できたりする。さらに携帯電話とケーブル接続することで、携帯電話のコントロールや、保存されている動画のテレビでの表示などが行なえる。

DZ3本体前面の「ムーブセンサー」。従来の機種ではもうちょっと目立つようなデザインだったが、新機種ではあまり目立たなくなった

DZ3のリモコン。電源ボタン下にある「セーフモード」ボタンを押すと、(40V型以上の標準モードと比較して)約30%省電力するモードに切り替わる

 DZ3は省エネ機能も多く搭載されている。本体前面の「ムーブセンサー」により人の動きを感知。テレビの前に人がいない、もしくは動かない(寝てしまった)場合には電源を自動でオフにするモードや、テレビの前に人を感知した瞬間に起動モードを「クイック起動」に切り替え、電源ボタンを押した際の起動時間を高速化する、といった機能を提供する。

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