ソニーは16日、VAIOシリーズのノートパソコン「VAIO Z」「VAIO E」などの新製品を発表した。特にVAIO Zは、インテルの「Core i7/5」シリーズを搭載のほか、SSD RAIDやWiMAXを標準搭載するなど、非常に強力なモバイルノートパソコンとなっている。
製品紹介と合わせて、試作機によるフォトレビューをお届けしよう。なお、開発者インタビューを後日掲載の予定である。こちらも楽しみにしていただきたい。
13.1型・1.36kgに最高の性能を備えたモバイルノート
VAIO Zシリーズは2008年7月に登場した、「持ち歩ける書斎」をコンセプトにした高性能モバイルノートである。13.1型ディスプレー・1.3kg台の薄型軽量ボディーに、デスクトップ並みのCore 2 Duoプロセッサーと独立GPUのGeForce 9300Mを搭載するなど、モバイルノートでありながらデスクトップと遜色ない高性能を追求した製品として話題を呼んだ。
特に、CTO方式で販売されるVAIO OWNER MADEモデル(VOMモデル)では、クラス最高の解像度となった1600×900ドットの液晶ディスプレーを選択できたり、当時はまだ高価だったSSDをRAID 0構成で搭載してHDDをはるかにしのぐ性能を叩き出すなど、高性能なデスクトップ顔負けの構成を実現した。新しいVAIO Zシリーズも、高性能とモビリティーの両立を追求したうえで、さらなる高性能を実現した製品となっている。
VAIO Zのデザインは、パネルを閉じた時に「2枚の板」を連想させる形状をしている。特にボディーの上部は、アルミの1枚板を切削加工で削りだして作ることにより、強度の確保と金属の質感を両立した。