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週刊 PC&周辺機器レビュー 第47回

派手なカラバリの大型ノート VAIO Eの実力は?

2010年03月19日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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 ソニーの「VAIO E」シリーズは、低価格・大画面ノート「VAIO N」シリーズの後継として登場した新シリーズだ。液晶ディスプレーサイズは15.5型ワイドで、AV寄りの「VAIO F」シリーズ(16.4型)と、やや小振りな「VAIO C」シリーズ(14型)との間に位置する。今回はVAIO・OWNER・MADEモデルのグリーンカラーをお借りできたので、早速レビューしてみよう。

VAIO E

VAIO E「VPCEB1AHJ」。カラーはグリーン


スタンダードモデルながら
しっかりした作り込みのボディー

 目を惹かれるポップなカラーはひとまず置いて、ボディーをチェック。天板はクリア感のある塗装で、透明樹脂の内側に塗装を施している。「VAIO」のロゴは彫り込みではなく、残念ながらプリント。とはいえ、透明樹脂の内側にプリントされているので、浮遊感があり面白い。パームレストも天板と同様のグラデーションで、サイドやベゼルはメタリック感のある塗装になっている。

カラフルな天板はクリア感のある塗装が施されている

カラフルな天板はクリア感のある塗装が施されている

 グリーンやピンク、ブルーはドット柄のグラデーションになっており、ホワイトとブラックはスクエアのグラデーション。VOMモデルではクリア感を抑えたマットホワイトとマットブラックも用意され、カラバリは全7色。店頭モデルはブルー、ピンク、ホワイト、ブラックで、残りはVAIO・OWNER・MADEモデル専用色となる。

 液晶ディスプレー部の厚さは1cm近いが、端に曲面を持たせてすっきり見せている。ヒンジはなかなか手応えがあり、しっかり両手で持って開く必要がある。ディスプレー上部には31万画素のウェブカメラ「MOTION EYE」を搭載する。

 キーボードはブラックが基本だが、ボディーカラーがホワイトとマットホワイトの場合のみ、キーボードもホワイトとなる。キーは独立したアイソレーションキーボードで、爪の長い女性でも打ちやすい。今時の大画面ノートらしく、テンキーも備えている。キーピッチは約19mm、キーストロークは約2mmを確保。押し応えは適度なクリック感があり、タイプ音は静か。スペースキーの幅は47mm、Enterキーの上部は25mmだ。矢印キーは独立しているうえ、一段落ちているので使いやすい。

テンキー付きのアイソレーションキーボード

テンキー付きのアイソレーションキーボード。幅は十分広く、タイプ感も悪くない

 別売りで、「キーボードウェア」を用意しているのも見逃せない。日本語配列のキーボードにかぶせるシリコンゴム製のキーボードカバーで、バイオレット、ブルー、ピンク、グリーン、ブラックの5色をラインナップしている。キータッチはやや落ちるが、キーボードが汚れるのを防いでくれるのはうれしいところ。価格は2980円と安いので、何枚か用意しておき、気分によってカラーを変えるという使い方もありだ。

キーボードウェアの例(本体はブルー)。左はグリーンで、グリーンの本体に合わせるとマッチする。右はピンク。あえてミスマッチを狙ってみるのもアリ?

 タッチパッドのサイズは約77×46mmと大きく、ドットパターンが刻印されている。透明感のある見た目だが、指の滑り具合は上々。パームレストと一体感を出しつつ、操作しやすいのがうれしい。またジェスチャー機能に対応しており、オフィスソフトやウェブブラウザーなどの対応アプリで、2本指でのズームイン/ズームアウトや進む/戻るなどの操作が可能。マウスボタンの奥行きは12mmで、遊びは少なく押しやすい。ただし、クリック音はやや大きい。

 キーボード上部には、電源ボタンとクイック起動キーを配置している。電源ボタンは右端に備えられ、LEDランプが液晶ディスプレーを閉じた状態からでも見えるようになっている。また、パームレスト左側にはFeliCaポートを搭載している。

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