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AVCHD録画だけが目玉ではない

逆光と暗所に強い! サイバーショット「TX7」

2010年02月03日 12時00分更新

文● 周防克弥

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高感度に強い裏面照射型CMOSセンサー

 Exmor Rは高感度に強いのが売りの1つ。感度別に撮影してみると、ISO 800まではノイズも目立たず、かなり高画質をキープしている。ISO 800で若干コントラストが高くなり、暗部の再現性が落ちてくるが、最高感度のISO 3200でも大きく画質が破綻することはない。

ISO 125

ISO 125

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

 ピントの合っていない部分はかなりノイジーな絵になるが、ピントの合っている部分は細かく再現できている。偽色も目立たず、ISO 3200でもかなり実用性の高い絵が得られる。これならもう少し高感度側が伸びると嬉しいのだが、実用性の範囲で収めたといった感じだ。


サイバーショットでしか撮れない写真もある!

広角側ではレンズ前1cmまで寄れるが、25mm相当と広い画角を持っているため背景が広く写り込んでくる。屈曲型の光学系を使用するためか、被写体のエッジ部分での色収差が目立つ。比較的中央に近くても発生するので白い被写体やコントラストの高い場合には注意が必要

広角側ではレンズ前1cmまで寄れるが、25mm相当と広い画角を持っているため背景が広く写り込んでくる。屈曲型の光学系を使用するためか、被写体のエッジ部分での色収差が目立つ。比較的中央に近くても発生するので白い被写体やコントラストの高い場合には注意が必要

ズームを中間位置くらいまで動かしてからマクロ撮影すると、背景もそれなりにボケて被写体が浮き立つ。ISO感度設定はオートのままだがISO 125になっていた。一番低感度の設定だが、明るい部分で僅かにノイズが混じっている。Exmor Rを搭載する同社の「WX1」もその傾向があり、撮像素子の特性なのかもしれない

ズームを中間位置くらいまで動かしてからマクロ撮影すると、背景もそれなりにボケて被写体が浮き立つ。ISO感度設定はオートのままだがISO 125になっていた。一番低感度の設定だが、明るい部分で僅かにノイズが混じっている。Exmor Rを搭載する同社の「WX1」もその傾向があり、撮像素子の特性なのかもしれない

逆光時でも暗部の再現性は高い。発色鮮やかでメリハリがあり好印象だ。レンズ内部の乱反射か、逆光時には小さめだがフレアが出やすい

逆光時でも暗部の再現性は高い。発色鮮やかでメリハリがあり好印象だ。レンズ内部の乱反射か、逆光時には小さめだがフレアが出やすい

 背面液晶は指でスライドさせてコマ送りさせたり、タッチした部分にピントを合わせるなど、かなり分りやすいインターフェイスに仕上がっている。左側のアイコンは機能を入れ替えることもでき、自分仕様にカスタマイズできるのも便利だ。

 高画質なHD動画や静止画が気楽に簡単な操作で撮影でき、スイングパノラマなど他社のデジカメでは撮れない絵を撮ることができる貴重なデジカメだ。ちょっと実売価格が高めだが、十分な価値があるといえる。


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