ペンタックス「K-x」
ペンタックスのデジタル一眼レフ入門機(関連記事3)。従来機の「K-m」から継承した単三電池を使用する軽量コンパクトなボディは、20色のカラーバリエーションがあり、グリップの5色と組み合わせると100パターンのボディカラーバリエーションから選べる(受注生産)。
有効約1240万画素CMOSセンサーを搭載。撮影感度はカスタム設定により最高ISO 12800相当まで上げることができる。背面液晶モニターは2.7型約23万ドットと最近の機種としては若干小型。しかし、それはK-mからボディデザインが変更されていない故の弊害かもしれない。
上位機種の「K-7」ゆずりのAFユニットは、11点のAFエリアを持ち、このクラスとしては珍しい。連写スピードは約4.7コマ/秒。手ブレ補正は撮像素子シフト方式を採用している。
カスタムイメージと呼ばれる画像色調調整機能は他社にはない「ほのか」や「MIYABI」など特徴的なものがある。搭載しているデジタルフィルターは多彩だが、撮影時に使用できるものと再生時のものでは若干違い、今回使用する「ミニチュアモード」は再生時に使用するものとなっている。
リコー「CX2」
リコーの高倍率ズーム搭載コンパクトデジタルカメラ(関連記事4)。10.7倍の高倍率ズームレンズは35mmフィルム換算で広角28mmから300mmの範囲をカバーする。一方で独自の「リトラクティングレンズシステム」により、レンズを薄さ29.4mmのボディ内に収納できる。
撮像素子は有効約929万画素のCMOSセンサーを搭載。ちなみに従来のリコー「R」シリーズではCCDだったが「CX」シリーズからはCMOSへと変更されている。
マクロ機能は1cmまで接近でき、「AE/AFターゲット移動機能」を同時に使用することで大胆なフレーミングなどにも対応できる。背面液晶モニターは3型(92万ドット)で、上級機種でも人気のある「電子水準器」機能なども搭載している。
撮影モードに12種類のシーンモードが備わっており、今回はそのなかでも「ミニチュアライズ」を使用した。撮影時からぼかさない範囲を設定する方法で位置だけでなく範囲の幅も設定することができる。