リコーから、初級者向けコンパクトデジタルカメラ「CX2」が9月11日に発売される。予想実売価格は4万円台後半となる。
従来機「CX1」の光学ズームは7.1倍(28~300mm)だったが、CX2は薄さ29.4mmのボディに光学10.7倍ズームレンズ(28~300mm)を内蔵。また、常にピント位置を検出する「プレAF」と、被写体の動きを検知してピントを合わせる「コンティニュアスAF」機能を新たに搭載した。
最大記録画素(約900万画素)での連写速度も、CX1の秒間約4コマから約5コマに高速化された。また、CX1から引き続き搭載する「M連写プラス」でも、従来の約200万画素に加えて約900万画素での記録に対応した。
なお、M連写プラスは、シャッターボタンを離す直前の連続写真を記録することで、後からさかのぼって(シャッターボタンを離す前の)写真を確認できる機能。決定的な瞬間を逃さずに撮影できる。
さらに、露出の異なる2枚の写真を連続で撮影する「ダイナミックレンジダブルショット」も引き続き搭載する。ただし、従来機は2枚の露出差を4段階で選択する必要があったが、CX2では撮影環境に応じて自動で露出差を設定する「AUTO」モードが追加された。
そのほか、カメラまかせで撮影が行なえる「イージー撮影モード」が進化し、顔検出やマクロモードへの自動切り替えなどが盛り込まれている。
また、写真の天地部分をぼかすことでミニチュアを撮影しているような効果を出す「ミニチュアライズ」や、コントラストを強調したモノクロ写真を撮影できる「ハイコントラスト白黒」といったシーンモードを新たに搭載した。