意外に差がある!? 各モデルの主要機能比較
次に、録画/再生をはじめ、日常的にあると便利な機能について比較してみた。ふだんからCMを飛ばして再生するために、視聴する番組はすべて録画している筆者が重視するのは、最大予約タイトル数。
テスト機でもっとも少ないのはBDZ-RX30で、登録数は最大40番組となる。この予約数では筆者が1週間に予約する番組の数を下回る。ただし、BDZ-RX30の場合は、「おまかせ・まる録」で番組タイトルそのものをキーワードに登録すれば、予約番組数を増やすことができる。
また、三菱のDVR-BZ130の場合、自動録画による予約番組数を含めた数であることに注意。たとえば、通常の録画予約で64番組を使い切ってしまうと、自動録画は行なえない。自動録画では最大32番組まで録画番組が自動で登録される。
最大録画番組数については、CMだけをコレクションするなど、短時間の番組を多数貯めておく場合には重要だが、今回扱う機材のように320GBくらいのHDDなら、実用上問題になることはないだろう。2TBの最上位モデルなど、大容量HDDモデルの場合だと、HDD容量が余っているのに録画ができないという事態が発生する可能性もある。
このほか重視したいのはマルチ操作。特に録画中のBD再生や、高速ダビング中になにができるかをチェックしてみたが、最新モデルでは大きな差はなかった。ちなみに、今回評価機が間に合わなかったシャープの「BD-HDW50/45/43」は、長時間録画中でもBDソフト再生が可能など、マルチ操作がかなり強化されている。
旧モデルのレコーダーでは、BDソフトを再生していて、録画予約時間が来たために再生が中断されてしまうことがあるが、そういったマルチ操作の制約が気になる人は、最新モデルへの買い換えを検討してみるといいだろう。
ネットワーク関連では、「アクトビラビデオ・フル/ダウンロード」には、DMR-BW570とBDZ-RX30だけが対応。その分、三菱はデジカメの静止画やHDデジタルビデオカメラの動画の再生や保存が、SDメモリーカードとUSBの両方で使える。通信メディアなど新しい映像コンテンツに対応するパナソニック、ソニーと、動画・静止画の楽しみを万全にする三菱との製品作りの考え方の違いが現れた。
また、「スカパー! HD」への対応(上位モデルでは、ソニーのみ対応機がある)、DLNA対応(上位モデルでは、パナソニック、ソニーが対応)といった、より先進的な機能については、どのモデルも非対応。基本的には録画・再生など従来からのテレビ録画を主体としたスタンダードモデルなので、このあたりの機能を求めるなら、上位モデルを選ぶといいだろう。
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