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ベストな買い方は? 最新ビジネスプリンター 第1回

ビジネスプリンター選択の条件(2009年秋版)

2009年10月20日 09時00分更新

文● 行正和義

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ビジネスプリンターは、パソコンとともに仕事では身近な存在だ。印刷速度や設置性などは仕事効率に直結するし、用途を意識しないとランニングコストがグンと上がってしまうケースもある。2009年秋時点での、プリンターの基本的なトレンドから買い方指南まで、失敗しないビジネスプリンター選びを伝授する。

 複合機を含め、市場に数多く存在するプリンター製品だが、ビジネスシーンに限って言えば「対応印刷サイズ」および「機能」の2点で大きくとらえておけばいいだろう。

 ここでは対応印刷サイズは「A4専用機」か「A3対応機」か、機能面では「カラー」「モノクロ」か、「印刷に特化した専用機」「コピーやファクス機能を併せ持つ複合機」などで大きく分ける。

ビジネスプリンタの基本的な区分

  • A4専用機 vs A3対応機
  • カラー vs モノクロ
  • 専用機 vs 複合機

 オフィスに置かれるプリンターが、カラー化していく流れは今後も進むと考えられる。最近では、複写機にもネットワークプリントやスキャナーといた機能が搭載されている。A3以上のカラー複合機については、従来のオフィス用複写機の流れを汲む大型の複合機と、ページプリンタ(一部インクジェット機)などをベースにスキャナやADFなどを装備した小型複合機の二種類があると考えていいだろう。

 前者は大型のソーターを装備するなど、大量の処理に向いている。コピーや印刷スピードではだいたい20ppmを超え、50ppm以上の速度を持つものある。しかし価格は50万円を超えるものが多く、100~200万円のものも少なくない。いっぽう、小型複合機は省スペースで価格的にも手頃だが、給紙カセットは2段程度(増設可能)、排紙のソーターはオプションとしてすら用意されないといった製品も多く、ランニングコスト面では割高になるケースも見られる。


今後のキーワードは“集約”

 ただし、こうした区分けは今後は徐々になくなってくるだろう。“集約”という言葉が、ビジネスプリンター市場の、ひとつのキーワードだからだ。

 複合機の導入によってOA機器を集約し、設置面積を減らすというソリューションはすっかり一般化した。こうした集約化の流れが、用紙サイズやモノクロ/カラー機の区分をなくそうとしている。A3/A4機やカラー/モノクロ機を複数台、併用するよりも、A3対応カラー機1台で済ませてしまったほうが保守管理面でも、プリント枚数などコスト管理の部分でも有効という考えが広まりつつあるためだろう。

 ある程度の規模の会社では、オフィスに置かれているプリンターの利用状況を把握するためにネットワーク管理機能が用いられているケースが増えているし、複数台印刷スピードの高速化など機能向上もあって、上位のA3・カラー機1台に集約できる状況になってきたというわけだ。

ビジネスプリンターを使い続けるためのポイント

 オフィスにおいては、複合機やプリンターはだいたい3~5年程度は使い続けられる。ビジネスプリンタ選びは結局の所、3〜5年後をにらんだ選択が重要となってくる。

COREFIDO

5年間無償保証を謳う、OKIデータのCOREFIDOブランド

 ポイントはアフターサービスとランニングコストだ。たとえば、すでに昨年から発売中のOKIデータCOREFIDOは業界初の5年間無償保証というサービスを打ち出し、メンテナンスコストの低さがポイントとなっている。

 さらにリコーでは、カラー複合機に関してはトナー代金も保守料金に含まれる「キットサービス」を付けた「imagio MP C1800 SP」を発売する。月500枚までならば保守料とトナー代を別に払うよりも安価になるというサービスで、オフィス複合機のランニングコストを気にするならば考慮したい。

 もうひとつは、この先のオフィス環境を考えた製品選びだ。ペーパーレス化が進む中で電子メールを使って連絡を取りあうことも増え、ファクスの頻度も減っている。現在のファクスやドキュメント印刷の頻度がそのまま3年後、5年後も続くと考えて複合機を買うのではなく、ペーパーレス化を進めるうえで複合機をどう使うかを考えたい。

 複合機の多くは受信ファクスの電子ドキュメント化、スキャンデータのメール送信などのペーパーレス機能に注力してきているので、これらの機能を重視した方が、将来を考えるとよいだろう。

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